けいおんの使用楽器は何なのか?
アニメ「けいおん」がヒットしてからしばらく経ちますが、意外に知られていない彼女達の使用楽器。名前くらいはすぐに調べればわかりますが、その音は本来どんな音なのか?どんなシチュエーションで使われてきたのか?気になりませんか!?そんなあなたのためにすか"さず調べてまいりました。 あずにゃんのギター“ムスタング”は比較的手に入りやすい楽器です。今回もかなりマニアックなところまで突っ込みます(爆)
■中野梓(ギター) FENDER JAPAN ムスタング
中野梓(あずにゃん)の使っているギターはフェンダージャパンのムスタングです。
色はレット。
フェンダーのムスタングは元々本家フェンダー(アメリカ)で製作されていました。しかし、1982年には製造が終わってしまいます。そこで立ち上がったのが我らがフェンダージャパン。1986年にフェンダージャパンが生産を行い、現在でも同社から販売されています。
ショートスケール(ネックの長さがちょっと短い)ので、小柄な梓にはぴったりです。赤もいい感じですね。
音はちょっとチープです。歯切れの良さはテレキャスターにも通じるものがありますが、ショートスケールのため、ややこじんまりした印象です。しかし、逆にそのチープで歯切れのある音が逆にバンドの中で目立つことも多々あり、一部に熱狂的なファンのいるギターです。
ムスタングの特徴的な部分、それは上部にあるスイッチです。特に二つのピックアップを直列にした状態に出来る点は特筆ものです。擬似ハムバックとも言うべき厚みのある音がします(実際にはレスポールなどとは全然違う特徴的な音)。 日本ではCharさんが愛用しており、彼のテクニックとあいまって強烈な印象を残しました。
値段は定価で7万円位と、そんなに高くありません。高校生の彼女でもちょっと無理すれば買えるレベルです。
本家フェンダーUSAからは発売していないので、逆に言えばこれしか選択肢が無く、安くても所有する満足感はあるでしょう。
こだわりがあるならUSAヴィンテージものを探すのも手かもしれません。ちなみに人気バンドマンガBECKの主人公、コユキもムスタングを使用していました。フェンダージャパンからは彼のモデルが発売されています。梓モデルも出して欲しいところですが、現行品でも十分近いですもんね(笑)
【でんすけ】
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