手塚治虫 ブッダ 映画化

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手塚治虫のブッダ 映画化

漫画の神様と評された手塚治虫先生が10年を費やして作り上げた最高傑作「ブッダ」がついに映画化。「手塚治虫のブッダ―赤い砂漠よ!美しく―」の題名で三部作のアニメ映画として、2011年5月28日に公開。 世界各国でも翻訳・出版されていて、アメリカではコミック界のアカデミー賞と呼ばれるアイズナー賞最優秀国際作品部門を2度にわたって受賞している作品です。 そんな「ブッダ」のアニメ映画化。豪華声優キャストも気になりますね。

手塚治虫のブッダ 気になるあらすじ&キャスト

ブッダは手塚治虫先生独自の解釈でブッダの生涯を描いた漫画で、1972年から10年間に渡って綴られた名作で累計2000万部の大ベストセラーです。 そんなブッダがアニメ映画化されるというのです。マンガ史に残る名作だけにこれは気になりますね。 まずはそんなブッダのあらすじから。

あらすじ

舞台は今から約2500年前のインド。王国間の争いが絶えないこの地に、世界の王になると予言をされたシャカ国の王子シッダールタ(ブッダ)が誕生した。思春期を迎えたシッダルーダは、盗賊の少女ミゲーラや身分の低い人々と心を通わせるうちに、厳しい階級社会に疑問を抱くようになる。 やがて強大なコーサラ国がシャカ国に攻め入りし、激しい戦争が始まってしまう…。 コーサラ国軍の指揮をとるのは、将軍の息子で国一番の勇者チャプラ。チャプラは奴隷の生まれということを隠して、将軍の命を助けてのし上がった男。 最下位の身分から立身出世しようともがくチャプラと、家族、身分、冨全てを捨て真理探究の旅を始めるシッダールタ。二つの正反対の魂が戦場で交錯して、二人の運命は奇妙ながらも大きな運命の渦を作り出す…。
人はなぜ生きるのか。なぜ苦しまなければならないのか。この旅は壮大な「いのちのドラマ」の序章にすぎなかった。


声優・キャスト

気になる声優陣は、主人公ブッダ=シッダールタに吉岡秀隆、コーサラ国の王子チャプラに堺雅人、チャプラの母には吉永小百合、マリッカ姫に黒谷友香となんとも豪華なキャストになっています。吉永小百合さんはナレーションも担当しているとのことです。

シッダールタ役の吉岡秀隆さんは手塚治虫先生のファンだそうで、「ブッダ」「火の鳥」「アドルフに告ぐ」「ブラック・ジャック」なども愛読、「人間の根源を描くそれらの作品に救われました。声の演技は、自分で間をつくれないので、その状況でどこまでシッダールタの気持ちに入っていけるかが難しかったです」とのコメントも。演技派の吉岡さんも、声だけの演技にはとても苦労したようです。 メインの登場人物の声がみんな俳優さんで、個人的に上手すぎる声優さんよりも味のある感じが好きなので、このキャストを見たときに良さそうだなあ、と思いました。 宣伝用の映像を見ても作品の雰囲気に合っていた気がします。

映画版「第一部」は、シッダールタが戦いに参加するなどオリジナル構成になっているようなので、漫画とはまた違ったブッタになりそうですね。そもそも手塚治虫のブッダ自体、チャプラの存在をはじめ彼のオリジナルのキャラやオリジナルの解釈が加えられています。手塚治虫の凄いところはそのオリジナルの要素を、あたかも史実の様に説得させてしまう力があるところ。特にダイバダッタの描写は素晴らしいと思っています。そんな「ブッダ」の映画化するには、手塚さんの「史実をもおびやかす説得力」をも映画化しなければいけないと言う義務をも伴うでしょう。

原作ファンの人たちには賛否両論ありそうですが、早速映画の感想を…。(映画 ブッダ 感想へ続く)【つみれ】



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