カビ対策 基礎知識

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ダニ・カビ対策の不思議

普段生活していく上でどうしても避けては通れない、ダニとカビの問題。現在日本人の3人に1人はアレルギーに悩まされているといいます。その中にはダニやカビが影響していることも少なくありません。今回はダニ・カビの効果的な対処法を探ってみました。要点をまとめ、見やすくなるよう心がけました。気になる部分だけでも参考にしていただければと思います(一番下にカテゴリー別リンクがあります)。

カビ対策 基礎知識

カビは汚いイメージがありますが、本当のところはどうなのでしょうか。少なくとも、この地球において大きな意味ではカビは貴重な生き物です。カビはありとあらゆるところに存在しますから、私達は意識もしていないところで触れています。そしてそれらを汚いとか綺麗だとひとくくりにする事は出来ません。カビの中にもいろいろな種類があるからです。一般的観点から言えば、集合住宅などの密閉された空間で、通気性が悪く、自然界から見て不自然な状態で生まれたカビは体に良いとは言えないでしょう。まずはその中でも人に害をおよぼす代表的なケースについてふれてみましょう。

■人体に及ぼすカビの代表的な害について

・真菌感染症
真菌感染症は様々な種類のカビが皮膚上や体の中で繁殖し、体に害をおよぼす状態です。健全者には抵抗力があるので、重度の真菌感染症にはなりにくいと言われていますが、病気や過労、ストレスなどで抵抗力が弱まっている場合には要注意です。代表的なものに水虫があり、これは表面で繁殖するため、表在性真菌症とも言われています。

・アレルギー症
アレルギー症は様々な物質に、体が過剰に抵抗反応してしまう状態です。ハウスダストやダニなどが原因になることが多く、カビもその1つとして知られています。カビに汚染された家具などから空気と一緒にカビを吸い込んでしまうことにより気管支にも大きく影響します。

・真菌中毒症
真菌中毒症はカビの代謝物、毒素により体が汚染されてしまう状態です。厚生労働省が発表している「ガンにならないための十二か条」に、カビが生えたものは食べてはいけないと記されています。カビの判断は難しいところですが、少しでも疑わしき状態だと思ったら口にしない方が良いでしょう。

■カビの地球上における役割について

一方でカビの良い点についても触れてみましょう。自然界においてカビは枯れた植物や動物の死骸を分解し、土に戻してくれる働きをします。詳しく言えば、「有機物を無機物に戻す」働きをしていると言えます。動物などの「有機物」の死骸を分解し、無機物として土に戻し、そしてその土からまた様々な有機物が生まれる。これは自然界において大変重要な役割です。カビを害とみなすのは人間の生活の都合によるところが大きく、本来カビは人間の生活とは関係の無いところでもっともっと大きな役割を持っていると言えます。
人体に害をおよぼすカビの多くが、自然界ではなく風の吹かない住宅の中からで生まれることからも、やはり人間の生活がカビを生み出していると言っても過言ではないかもしれません。そんな奥の深いカビでありますが、次のページでは、効果的な対策について触れてみましょう。




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