空港で働くには?
空港で働くと聞くと飛行機のパイロットやキャビンアテンダント(客室乗務員)、また飛行機のメンテナンスをする航空整備士などがすぐ浮かび上がルト思いますよね。
しかしそれ以外にも空港での重要な仕事はたくさんあるのです。ではどんな種類の仕事があるのでしょうか?空港で働くにはどうしたらいいのでしょうか?
今回は空港でのお仕事について少し調べてみました。
・航空整備士
航空整備士とは、エンジンや操縦システムなどのトラブルが起きないように機体の整備や修理をする技術者のことです。空港や自衛隊の基地、格納庫などで働いています。
空港では飛行機の停止するエプロンやハンガー(格納庫)、工場などで働きます。
また働く場所によって作業が変わってくるようなので、大きく3つに分けることが出来ます。
・運航整備(ライン整備)
運航整備部門では飛行機の運航の合間をぬって機体の点検や整備をします。
飛行機は一般的には空港に到着するとエプロンに待機したまま1~2時間後には再び飛び立ちます。その限られた時間の中で、一機につき約3人ほどで点検を行うようです。機体の操作に問題がないか、油漏れないかなど確認し、問題があれば素早く修理していきます。
・機体整備(ドッグ整備)
機体整備部門では3000~6000時間飛行した機体や、4~5年経過した機体を時間をかけて綿密に定期整備を行う業務です。整備仕ごとに細かい役割分担があり、数十人の整備士が機体のパーツをばらばらにしながら点検、整備していきます。
機体整備部門は飛行機のある一部分を念入りに深く点検する専門の部門だと言えるでしょう。
・工場整備(ショップ整備)
工場整備部門では運航整備や機体整備と違い飛行機そのものを修理するわけではありません。
飛行機の整備士というよりエンジン関係の技術者や電子電気関係の技術者のように専門職の要素が強くなります。
ただし整備の責任者になれるのは国家試験に合格した有資格者だけです。2等航空整備士の資格があれば中小型機の整備まで、1等航空整備士の資格があれば大型機の整備も責任を持てるようになります。
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航空整備士の給料
航空整備士の初任給は夜勤手当も含めて一般的に19~24万円ほどのようで、夜勤が多いほど夜勤手当が付くので額は増えるようです。
空港での整備は24時間体制で行われるので勤務は夜勤を含むシフト制になることが多く不規則な生活になります。体力も必要になることから9割以上が男性が占めているようです。航空整備士は作業のスピードや正確さがはっきりとあらわれるので実力で勝負したい人に向いている仕事と言えるでしょう。
・航空整備士になるには
空港で働く整備士になるにはまず、ひとつは整備専門の会社に就職することです。航空専門学校では整備士コースで2年または3年間学ぶと成果次第で2等航空運航整備士や2等航空整備士を取得できるようです。
航空整備の仕事は航空会社から整備専門会社に移されてきており、さらに幅広い人材獲得のために理工学系の大学卒業者の採用に乗り出してきているところもあるようです。大学の就職窓口や整備専門会社のホームページで確認してみたほうが良いでしょう。
もうひとつは航空会社に技術系総合職として入社することです。採用対象は4年制の理工学部出身者に限られてしまうようです。なお、総合職ということなので整備士の仕事だけできるとは限らず様々な場面で活躍する技術職だとイメージしておくのが良いでしょう。
その他、航空専門学校や高等専門学校の窓口で問い合わせてみたり、インターネットで検索してみると良いでしょう。【つみれ】
(空港で働く 目次)
・ターミナルでの仕事 | ・入国審査官になる | ・航空整備士になる |
・グランドスタッフになる | ・ディスパッチャーとは | ・航空管制官になる |
・グランドハンドリングとは | ・ディスパッチャーとは2 | ・航空管制官になる2 |
・グランドハンドリングとは2 | ・関税職員になる |