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映画 マクロスF 恋離飛翼~サヨナラノツバサ~ 感想

映画「マクロスF 恋離飛翼~サヨナラノツバサ~」を見た
劇場版 「マクロスF 恋離飛翼~サヨナラノツバサ~」は2011年2月26日公開の映画です。監督は河森正治。声の出演は中村悠一、 遠藤綾、中島愛、小西克幸さんなどです。2009年に公開された映画「劇場版マクロスF~イツワリノウタヒメ~」の後編にあたるシリーズ完結編ですが、その評判やいかに!?今回は劇場版 「マクロスF 恋離飛翼~サヨナラノツバサ~」について率直な感想を書いてみたいと思います 。

■あらすじ

「マクロス」シリーズ生誕25周年記念作品として2008年から放映されていたアニメ「マクロス FRONTIER」ですが、映画「劇場版マクロスF ~サヨナラノツバサ~」でいよいよ完結となります。高画質、高クオリティーで繰り広げられる戦闘、そしてテレビ版とは異なる新たな結末は必見とのこと。3月9日には、オリジナルサウンドトラック「劇場版マクロスF~サヨナラノツバサ~ netabare album the end of "triangle"」の発売。タイトルが「netabare→ネタバレ」というのもファンにとっては気になりますね。まずは映画の簡単なあらすじからかいてみたいと思います。 ●あらすじ 時は西暦2059年。新天地を求めて銀河を航海する移民船団“マクロス・フロンティア”。希望を持って出発した彼らだったが、知られざる重機甲生命体“バジュラ”の襲撃を受けてしまう。そんな中、民間軍事プロバイダー「S.M.S」の命懸けの戦い、そしてシェリルとランカという2人の歌姫の力によって交戦は終焉へ。

…それから数ヵ月。主人公、早乙女アルトは、バルキリー・パイロットとして、大きな成長を遂げていた。スターへの道を歩き続けるランカ・リーと自らの死を予感しながらも高みを目指すシェリル・ノームの間で揺れる心。やがていつまでも続くと思われていた幸福で平穏な日常は激動の波に飲み込まれていく…。

■率直な感想
まずはストーリー以外を。まずCGが予想より素晴らしかったです。もう少しチープになると思いましたが、良い意味で期待を裏切られました。音楽も良かった。もっともマクロスにおいて音楽は「核」であり、アニメ版から定評がありましたから、劇場版で手を抜くはずは無いと思っていたのでここは及第点と言ったところでしょう。戦闘シーンのスピード感、迫力も期待を裏切らない出来かと。

肝心のストーリーについて。前回の「イツワリノウタヒメ」もそうでしたがアニメ版と結構違います。展開が多少強引で理解する前に話がすすんでしまう感もあり。アニメ版を全話見ないまでも劇場版の前作「イツワリノウタヒメ」は見ておいた方がいいでしょう。2時間でまとめるのは多少強引になるのも仕方が無いのかな。空気化してしまっているキャラが多かったのもちょっと残念でした。主人公の3人以外のキャラで好きなキャラがいる人(※特にブレラ)、あまりそのキャラが活躍しなくてショックかもしれません(笑)。

ランカ、アルトともにアニメ版よりも心情面で成長した印象。アルトのキャラはより主人公然としており、バジュラとの戦いもより奥深いものに。

注目の「恋」に関しては、とりあえず納得といった感じかな。いろいろと含ませてあるので、見る側が予想しないといけない部分も。EDクレジットの最後の最後まで見ることをおすすめします。シェリルの件は泣けますが、この辺は実際に見てほしいですので割愛します。

総合すると、マクロスFの世界をさらうのに前回「イツワリノウタヒメ」と今回「サヨナラノツバサ」の二つを見れば大まかには理解できる出来になっているので、初めての方の入門編にも良いでしょう。ラストもアニメ版より収束されているので。それで興味を持てばアニメ版を見ても良さそうです(設定の違いにも気づきますしね)。ただこの手のテレビシリーズ総集ものの映画は、つめこみすぎの内容のためキャラ説明が不足する傾向にあり、シリーズ初見の人は前調べでキャラ設定を補完しながら見る必要があります。【でんすけ】