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Firefox IE Chrome おすすめブラウザはどれ? 2016

インターネットを見るためにどうしても必要なもの。それがインターネットブラウザ。皆さんにとってもっともおなじみなのはインターネットエクスプローラー(IE)ですよね。でもちょっと待って!!ファイアフォックスやグーグルクロームなど、気がつけば沢山の優れたブラウザーが存在しています。本当のオススメブラウザとは何でしょうか?軽さ、速度、機能の面から、今回は気になるブラウザを初心者の方でもわかりやすい様に比較してみようと思います。

真のオススメブラウザは?

インターネットを閲覧するのに絶対に必要なもの。それがブラウザ。皆さんにとって最もおなじみなのはインターネットエクスプローラー(IE)なのは異論がないかと思われます。理由はいくつかあるかと思いますが、その中でも一番の理由は、

「デフォルトで買ったパソコンに入っていたから」

でしょう。Windows10標準ブラウザがMicrosoft Edgeになってからも、シェアはまだまだIEの方に分があります。自分も様々なブラウザを使っていますが、最初にチェックするのはまずIEです。しかし近年勢いを伸ばしているGoogle Chromeが2015年~2016年、ついにシェアでIEをしのいだとのニュースもあり、多くの人がブラウザ界の新しい時代の到来を感じました。歴史的にはFirefoxとChromeがしのぎを削ってIEに迫いつくためにシェアを伸ばしてきた背景がありますが、近年ではChromeが一歩リードしたというところでしょうか。

今回はそんな最新ブラウザ事情について触れてみようと思います。検証ブラウザは以下の通りです。

・IE (インターネットエクスプローラー)
・Firefox (ファイアフォックス)
・Chrome (グーグルクローム)
・Safari (サファリ)
・Opera (オペラ)


それでは早速、部門別に見て行きましょう。ちなみに他にもブラウザは沢山ありますが、ほとんどの人が上記のブラウザのどれかを使っているという点で、参考にしました。
※感想はあくまでも個人的なものです。

1.スピード

スピード(表示の速さ)と言うのはインターネットを閲覧するのにとても重要で、早ければ早いほど毎日のネット生活が快適になります。そんなわけでまずは表示速度を計ってみました。

主に動画サイト、SNSなどで測定してみましたが、計ってみると総合的に一番早かったのはChrome(クローム)でした。起動スピードもダントツです(2016年3月時点)。IEも最新版(11以降)では十分早く、昔ほど劣等ブラウザではありません。一時期は早さでトップを誇っていたFirefox(ファイアフォックス)は近年では敗北(※設定が豊富なFirefox。設定によっては最速との報告も)。OperaはFirefoxより少し早い程度。Safari(サファリ)に関してはMacでの使用となるため純粋な比較とはなりませんが、Firefox(ファイアフォックス)と同程度でした。IE6や7の時はクソブラウザと揶揄されたIEが巻き返していたのが好印象。

一方メモリー使用量を基準に測ってみると、Chrome(クローム)、Firefox(ファイアフォックス)、IEともに高パフォーマンス。おそらくソフトやCPUによっても違うことでしょう。Operaもほぼ横ばい。前回一歩出遅れていたChromeが他と横ばいになったのが小さな変化です。Safari(サファリ)はMac使用なので純粋な比較にはならず、除外。

ちなみに タブ1つのみで表示するならば、どれもスピードが早く使い勝手は良好。マルチタブを利用して沢山のページを同時に開く時に、真のスピードが問われると言ったところでしょう。ここ数年、ネット上でソフトを使用するクラウドサービスが増えてますが、メモリ使用量はダイレクトにそれらに影響します。Firefox(ファイアフォックス)とChrome(クローム)の軽さ、IEの速度は、クラウド使用でも十分なパフォーマンスを発揮することでしょう。IEは9にバージョンアップして以降、急速に進化していると言う事でしょうね。XPではIE8までしか使えませんが、今からXPに乗り換える人はいないでしょうから、IE使いの人は素直に9以降に乗り換えた方が幸せになれるでしょう。次は気になる機能について見てみます。


2.機能,拡張性

ブラウザには機能を拡張できるアドオンと呼ばれる拡張ソフトが用意されています。簡単に言えば、欲しい機能を自由に追加出来るということです。 ここではFirefox(ファイアフォックス)、Chrome(クローム)の拡張性の高さに注目が集まります。共にアドオンの種類が豊富で、導入も簡単です。これらのアドオンの中にはFaster Fox Liteなど高速化を設定出来るものもあり、これらの利用次第ではFirefoxも十分スピードで戦えるでしょう。標準でもアドオンが豊富なのはOpera(オペラ)ですが、ほとんどの機能はフォックスやクロームでも追加可能。 一方IE、Safari(サファリ)は基本的なウェブ表示の互換性は高いものの、アドオンによる拡張性は少なめです。

この勝負はFirefoxが圧勝かもしれません。

スマートフォンなどをシミュレートできるFiremobilesimulatorや、サイトのソースをCSSまで覗けるFirebug、気軽にページ全体のスクリーンショットをとれるWEB開発ツールなど、これらWeb制作者なら感涙もののアドオンや、Gmailなどの時間指定送信などに対応したアドオンも数種類あるなど、そのラインナップは他のブラウザに数歩差をつけています。クロームに関してはHTMLエンジンに WebKitも搭載しており、スマートフォンとの親和性があることも高ポイント。

3.将来性

マイクロソフトはIE(インターネットエクスプローラー)に変え、Windows10では標準ブラウザを「Microsoft Edge」に変更しました。歴史的にマイクロソフト製ブラウザは新しいウェブ基準に出遅れていることが多いので、Microsoft Edgeに関しては様子見の状態です。同社ブラウザの過去の例としては、レイアウトを左右する「CSS」への対応が遅れ、IE6、7は多くのウェブデザイナーを苦しめたと言う事実があります(そろそろ6、7は死にそうですが…)。IE9以降はではそれらも修正しているかと思いますが、経歴上、正確なCSSを組み立てるのはFirefox(ファイアフォックス)がやはり得意かと思います。さらにIEは過去(2014年4月)に深刻な問題が発生しました。これらの点からもIEはまだまだ信用するに堪えるブラウザではないことが懸念されます。

次世代規格「HTML5」にも、Chrome(クローム)、Firefox(ファイアフォックス)ともに対応準備が十分で、すぐに「HTML5」が普及するかについては疑問を持つところではありますが、新規格に積極的に対応しよういう姿勢は評価できると思います。

IEだとHTML5については、9以降でしか対応してません。ウィンドウズOSとの親和性もあり、さらにスピードもあって良いのですが、新規格の対応がいつも遅れるのが気になるところ。標準で入っているからと言って、アップデートしないのはセキリティの面からも問題ですので、IE使いの人はなるべく最新バージョンを使いましょう。

総評

すべての要素で総合的に優れているのはChrome(クローム)、Firefox(ファイアフォックス)であると考えます。 Firefoxは正確なレイアウトの再現性が好印象。Firefoxのアドオンの豊富さは特筆ものでWeb制作者や、Web制作に興味のある人にはFirefoxが一押しです。ただし、web製作に関係のない一般ユーザにはFLASHとの親和性の低さなど、少々使いにくいところがあるかもしれません。一般ユーザにはシンプルでハイスピードなChromeが乗り換え第一候補。

基本スピード命ならばChrome(クローム)とIE。Chrome(クローム)はグーグル社がリリースしていることもあり、莫大な宣伝費用を要していますので、今後さらに普及することも考えられます。2012年にはボーカロイド「初音ミク」を使ったテレビCMで普及率がぐっと伸び、その後も右肩上がり。今ではIEをしのぐほどの普及率になりました。

印象としてIEは全体的に思ったよりも大健闘。もう6や7の印象ではありませんでした。しかし今回は乗り換え候補を探すと言う趣旨のため、個人的にChromeを押させていただきます。

※ちなみに、それでも自分がIEを併用し続けるのは多くの人が使っているからと言う理由からです。自分でHPを製作する場合、シェアを考えて複数のブラウザでチェックすることは必須ですので、単純にブラウザを選べないのが難しい所ですね。【でんすけ】


※米マイクロソフトは2014年、IEの深刻な脆弱性を発表し、Internet Explorer(IE)6~11に存在する深刻な脆弱(ぜいじゃく)性を修正するセキュリティ更新プログラム(MS14-021)を緊急公開。この問題はかねてからあったIEの数ある問題の中でも特に問題とされた。マイクロソフト社には「windows標準搭載」の責任を持って安定性のあるブラウザ開発を望みます。