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映画 ウォールストリート 感想

映画「ウォール・ストリート」は2011年2月4日公開の映画です。監督はオリヴァー・ストーン。出演はマイケル・ダグラス、シャイア・ラブーフ、ジョシュ・ブローリンなどです。 『プラトーン』や『7月4日に生まれて』で2度のアカデミー賞に輝いたオリバー・ストーン監督が、87年に発表した『ウォール街』の続編ですが、果たしてその評価やいかに!? 今回は「ウォール・ストリート」について率直な感想を書いてみたいと思います。

本作は非情なマネーゲームの行方を描いた「ウォール街」の続編です。23年ぶりに復活するゴードン・ゲッコーを演じるのは、マイケル・ダグラス。オリバー・ストーン監督が社会の裏側と人の深層心理を鋭く演出しています。

人間が招いてしまった最悪の金融パニックにより、現代の価値観を考えさせられるような所もあり、とても見応えがあると本国でも評判に。また、あの俳優がワンシーンだけゲスト出演するということでそちらの方もぜひチェックしたいところですね。はじめに簡単なあらすじから書いてみたいと思います。

■あらすじ
ジェイコブ・ムーアはウォール街の若き金融マンである。彼の会社が突然破綻してしまい、師である経営者は自殺する。またジェイコブ自身も資産を失うことになるのだが、それが金融業界の黒幕であるブレトンの陰謀だと知る。

ジェイコブは復讐しようと心に誓い、元大物投資家のゴードン・ゲッコーに助言を求めるのだ。しかし、ゲッコーはジェイコブの恋人ウィニーの父親でもあった。ゲッコーはジェイコブに、ほぼ絶縁状態にあった恋人ウィニーとの中を取り持つことを条件にし手を組むことを約束する。ゲッコーは本能のままに欲望を追及しあらゆる手段を使って復活を目論む。

そんなゲッコーとの駆け引きによりジェイコブとウィニーは愛の絆を試されるのだ。欲望、愛情、憎悪・・・これらの行き着く先に待っていたのはスリル溢れる、なおかつこの上ないドラマチックな結末だった…

■率直な感想
前作からの伏線が多いので、前作を見ているとより楽しめる映画です。サプライズのチャーリー・シーンも登場し、思わずニヤリとするシーンも多いので、やはりレンタルで前作を見ておくのが吉でしょう。

もちろん前作を知らなくても楽しむことが出来ます。しかし、金融に対する予備知識はちょっと必要かも。話はわかるのですが、細かいところにチンプンカンプンになると言う状態になる人も多いのでは。レンタルDVDをウィキペティア片手に見る見方があっているかも(爆)。

ストーリーについてはちょっと想像と違いました。見る前はビジネス中心のクールな資産争奪劇を予想していましたがしかし実際は家族関係、人間関係を結構描いている映画です。もちろんマネーゲームいていますがどちらに重点を置いているのか明確ではないため、ちょっと中途半端かな。金融を描くには若すぎる主演にちょっと不自然な感じも。 サブプライム問題、リーマンショック、マネーゲームの問題性などをもっともっともっとクローズアップして描いて極端な映画にしたほうが、宣伝文句にもある「この映画は資産になる」を体現出来たのでは?

ちょっと厳しい意見になりましたが、それは期待してたからこそ。最初にも書きましたが、一番の楽しみ方は前作と照らしあわせ、伏線部分にニヤリとするスタイル。ある意味クールなスタイル(笑)

個人的意見ですが、時代を描くものとしてはソーシャルネットワークの方がトゲがあって面白いかもしれません。ザッカーバーグ本人が映画みたいな人間ですからね。こういうものを日本で描いたら泣ける映画になるんだろうな。それはそれで見てみたいです。【でんすけ】