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映画 ふたたび swing me again 感想
映画「ふたたび swing me again」は2010年11月13日公開の映画です。監督は塩谷俊。出演は鈴木亮平、財津一郎、藤村俊二、陣内孝則さんなどです。往来のジャズナンバーと共に描く心温まるロードムービーとなっています。今回は映画「ふたたび swing me again」について率直な感想を書いてみたいと思います。
50年の時を経て仲間との約束を果たそうとする元ジャズ・トランペッターとその孫がたどる旅を、往年のジャズナンバーと共に描く心温まるロードムービー「ふたたび」。旅を通じて仲間との友情や家族との絆が描かれおり、人生に今一度向き合う主人公の姿が胸に迫る感動作になっています。突然現れた祖父に巻き込まれるように旅をする孫を演じるのは、テレビドラマなどで人気急上昇中の鈴木亮平。ハンセン病に冒されて50年以上もの隔離生活を強いられた祖父を財津一郎が演じています。そのほか、藤村俊二、犬塚弘、佐川満男など、ジャズと縁の深いキャストたちが名演奏を聴かせてくれます。さらに、渡辺貞夫のサックス・パフォーマンスも見どころのひとつになっています。まずは簡単なあらすじから
■あらすじ
物語の舞台は神戸。50年前、ジャズバンドに青春を賭けていた男たちは、今それぞれの人生の最終コーナーを曲がろうとしていた。ジャズトランペッター、貴島健三郎にはある願いがあった。それはバンド仲間ひとりひとりに会って謝り、当時から憧れのジャズクラブ「ソネ」で、もう一度みんなでセッションすることだった。もう一度自分の人生を取り戻すために、健三郎は孫の大翔と共に人生最後の旅へと出かけることを決意するが…。
■率直な感想
どこかジャズを通したヒューマンドラマを思わせるますが、実はその大半がらい病(ハンセン病)や差別との戦いです。その、テーマが重苦しくなりすぎないようジャズの要素でバランスを取ったのでしょう。健三郎が余命を感じながらも生きる意味を求めていく。その描写に涙する確立は高いです。
劇中の音楽でもジャズの名曲がいっぱいです。特にトランペットの音色は映画の切なさを彩っていました。ジャズをテーマにした映画は数多くありますが、病気、命、絆。この泣ける要素をジャズとくっつけたことは、ちょっと「ずるさ」さえ感じました。
演奏シーンはジャズファンからしたらちょっと疑問な部分もありましたが、ここでのテーマは半分は病気との闘いですので、自分はそんなに気にしませんでした。泣ける邦画を見たいけれど、子供っぽい恋愛ものはちょっと…と言う方におすすめの映画です。【でんすけ】