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前田敦子の顔の秘密

前田敦子はAKB48のエース的存在として、結成当初から活躍してきました。愛称はあっちゃん。演技にも力を入れており、ドラマ「Q10(キュート」ではヒロインを演じ、その後も「イケメンパラダイス」や「もしドラ」で主演。AKB48を卒業してからもアイドル歌手、女優業と、活躍の幅は多岐にわたります。

さて、そんなあっちゃんに対して一つ疑問が。

あっちゃんって本当にかわいいの??

今回はそんなあっちゃんの顔の秘密について語ってみました。

■前田敦子の顔の秘密
最初AKB48としてテレビなどに出始めた頃、彼女はまだ中学生でした。正直「なんでこの娘が最前線で歌っているんだろう」と思ったのを覚えています。「スカートひらり」などを歌っていた当時は顔も今ほど垢抜けておらず、目の感覚が近いため、全体的に真ん中に寄った顔の印象。彼女より可愛いメンバーが何人も後ろで歌っているところを見ると、プロデューサーの秋元康氏は明らかに「確信的に」垢抜けない前田敦子をエース候補として選んだのでしょう。実はここに秋元康氏の独自の感性がにじみ出ていると言えます。

一言で言うと、「目が寄って少々つり目の顔」のあっちゃん。何故そんな顔の彼女をエース候補にしたのか。その秘密は「その時代の顔のトレンド」に乗っているからでしょう。

AKB48人気が爆発した2008年~2010年の顔のトレンドは間違いなく「目が真ん中に寄った顔」でありました。同時期数々の主演を演じた堀北真希もその傾向にあります。もちろん他のパーツとのバランスが良いことも大前提ではありますが。大河ドラマ「篤姫」で昔の女性の髪形をした時、掘北真希と宮崎あおいではかなり顔の印象が違いました。宮崎あおいはいつもの可愛い印象と変わらなかったのですが、堀北真希はいつもの髪型の時とはかなり違う印象。

要するに髪型や他の要素で可愛くも普通にもなるのが「より目美人」と言えます。前田敦子もそんなより目美人の典型。ちょっと重めのセミロングの髪型が彼女を最大限に生かしていると言えるでしょう。なるほど、デビュー当時の髪型は彼女に合ってなかったわけだ…。髪型がトレードマークの篠田麻里子が他の髪型をしても、こうも顔の印象が変わることはありません。

「より目美人」は顔以外の要素が顔を決めると言っても過言ではないと言えます。その後「イケメンパラダイス 花ざかりのきみたちへ」ではショートカットを披露。角度によっては不細工になったりと、セミロング時とは違った苦労を彼女はしています。何の因果か、同じより目美人筆頭の堀北真希と比べられる事となってしまいました。

思えばモーニング娘がブレイクした1999~2002年あたりまでは後藤真希に代表される「離れ気味の目」がトレンドでした。加護亜依や後藤真希などその時の時代に合った顔のメンバーを擁するモー娘がトップアイドルとして活躍していたのも納得出来ます。対してAKBの前田敦子は2010年代を代表するトレンド顔でしょう。

それともう1つの要素は「覚えやすい顔」なこと。目の感覚がととのったバランスが良すぎる美人は覚えずらいと言う特徴もあります。一般社会ではバランスの良い美人がもてはやされますが、美人だらけの芸能界では「顔に特徴のある美人」が目立つ傾向があります。かつての山口百恵やその系統の上戸彩、石原さとみなども特徴のある美人でしょう。前田敦子はそんな「時代を味方につける要素」をいくつも持っている存在。秋元氏がそれを知ってか知らずか…(おそらく確信しているのでしょう)。アイドルの顔ひとつとっても時代を読む力が必要なんですね。

熱愛報道もあり、ソロとしての活動も落ち着いて来た感があるあっちゃんですが、実は卒業メンバーの中では安定して露出しているんですよね。さすがは元センターとも言うべきか。彼女の抜けたAKB48には「絶対的センター」が不在であり、賛否はありますがなんだかんだ大きな存在だったんだなと。【でんすけ】