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映画 毎日かあさん 感想

映画「毎日かあさん」を見た
映画「毎日かあさん」は2011年2月5日公開の映画です。 監督は小林聖太郎。出演は小泉今日子、永瀬正敏、古田新太、田畑智子さんなどです。『いけちゃんとぼく』や『パーマネント野ばら』の西原理恵子さんの同名漫画の実写版。今回は「毎日かあさん」について率直な感想を書いてみたいと思います 。

■あらすじ

映画「毎日かあさん」は西原理恵子さんの実体験に基づいて書かれた同名漫画の実写映画です。アルコール依存症の夫を支える家族の物語で、西原理恵子役を小泉今日子、夫の鴨志田役を永瀬正敏が演じるということろも見どころのひとつではないかと思います。原作よりもギャグの割合が少ないようですが、原作を知っている人は原作と比べながら見ても面白いと思います。まずは簡単なあらすじから書いてみたいと思います。

サイバラ家の朝は毎日嵐のよう。理恵子は仕事場の机で寝てしまい、母のトシエに起こされる。6歳の息子のブンジは未だにオネショが治らず…。ブンジと娘のフミを戦場のような保育園に送り届け、忙しい朝がようやくひと段落する生活。 しかし人気漫画家のサイバラは締め切りに追われ休む間もなく仕事開始しアシスタントの愛ちゃんと夜遅くまで仕事をするのだった。仕事が終われば子供たちを寝かしつけ、今日も目間ぐるしく一日が終わるのだ。

一方、夫の鴨志田は元戦場カメラマン。だが、アルコール依存症で病院に入院している。ある日勝手に病院を退院し、作家を目指すが、また酒に手を出してしまうのだった。そして鴨志田はアルコール依存で妄想がひどくなり、サイバラはとうとう離婚届を渡す。鴨志田は失ってしまったものの大きさに気付き完全隔離された病院に転院することを決める。海辺の病院に行く鴨志田を見送るために家族が久しぶりに再会する。そして時が流れついに鴨志田は依存症を克服。サイバラは元夫を家族として迎え入れるのだが、今度は鴨志田のガンが発覚してしまう。ようやくひとつになれた家族に、逃げようのない別れが待っていた…

■率直な感想
ふう、ざっとあらすじを書きましたが、なんと言っても注目は元夫婦同士の小泉今日子と永瀬正敏が夫婦を演じると言うこと。リアルと言うかなんというか…。やはりそこらへんのことを想像して見てしまいました。い、いかんぞ。冷静にレビューせねば。なんとかその予備知識を消そうとするが消せず…。とちょと斜めに見てしまいましたが、意外や意外、結構泣ける映画です。

夫婦の絆やストーリーもさることながら、子役がなんとも…。見る前からは想像付きませんでしたが、最後には泣けてしまうタイプの映画かも。夫婦役は、長瀬さんの方がしっくり来ていた印象が。役にはまっていると言いますか、見ていて安心出来ました。一方の小泉今日子はやっぱり良い母さんと言うより良い女といった印象が抜けませんね。ここは予想通り。しかし、元夫婦と言う神設定は後半には忘れていました。結構真面目で丁寧なつくりのだったからでしょう。難点を言えば少々退屈な点かな。でも、このタイトル、このキャストで見ようと思う人はある程度の退屈も覚悟している人でしょうから、そう言った意味では良い意味で期待を裏切ってくれるかもしれません。でもはっきり言ってしまえば名作と呼ぶにはあと一歩かな。「毎日かあさん」は一言で言えば、平常心で、泣ける映画。そのムードを作るのも結構難しいのでしょうけど。【でんすけ】