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映画 RED／レッド 感想

映画「RED／レッド」は2011年1月29日公開の映画です。 監督はロベルト・シュヴェンケ。出演はブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチなどです。豪華名優さんたちがたくさん出演していて作品にどんなスパイスを効かせてくれるのかも期待したい所です。今回は「RED／レッド」について率直な感想を書いてみたいと思います。

『RED』というタイトルは「Retired（引退した）」「Extremely（超）」「Dangerous（危険人物）」の略です。人気コミックが原作になっていて、主人公と仲間たちが全員引退した年寄りエージェントという設定になっています。どちらかと言うと、シリアスアクションと言う感じではなく、コミカルな要素重視の作品だと言っても良いでしょう。

ブルース・ウィリス、モーガン・フリーマンなどベテラン俳優が出演しているということもあって、みんなの期待に対する評価も気になるところです。まずははじめに簡単なあらすじから書いてみましょう。

■あらすじ
昔、腕利きのCIAエージェントだったフランクは現在は引退しひとり静かに田舎町で暮らしていた。彼の唯一の楽しみは役所のサラと電話すること。ある日フランクは家の中に侵入者が入ったことを察知した。フランクは最新銃火器で次々と敵を倒しサラの家に向かう。そしてフランクは、自分が先ほど暗殺されかけたこと、電話も盗聴されているため助けに来たことを説明するが、サラは信じない。2人は言い争いしてる間にも新たな暗殺者が現れる。

フランクは裏口から逃げ出してサラをモーテルのベッドに縛り付ける。そしてかつての上司ジョーを訪ねる。ジョーは80歳を過ぎ、末期の肝臓がんをわずらわっていたが、襲撃者達の指紋から身元を調べさせ、NYタイムズ紙の女性記者を密殺した疑いがあるのが同じグループの者だということを知る。 一方モーテルにいるサラは、クーパーとウィルクスが連れ去られそうになっていた。

ちょうど戻ってきたフランクは、サラを奪い返し、その場からの脱出に成功。 殺されたNYタイムズ記者の実家を訪ねた二人は、彼女が母親に宛てた一枚の絵はがきを見せられる。そこにあった暗号をフランクは解き、コロンビア大学の蔵書の中から一枚のメモを発見する。それはフランク他9人の名が記された暗殺リストだった。二人はリストに名前があったフランクのかつての宿敵、マーヴィンのもとを訪ね,リストの名前の謎を解くのだが…。

■率直な感想
とにかく出てくるキャラクターがみんな個性的で、かつ、魅力的。制作者も楽しんで作っているのがわかります。テンポ感とノリが命なので細かいストーリーを楽しみたいと言う人には向きません。無心でエンターテイメントを楽しみたい人が期待どおり楽しめる映画です。戦いは、意外と情報戦が多く、スリリングだけど笑えると言う絶妙のバランス。特にマルコヴィッチの演技。クレイジー＆コメディな演技がこの映画を盛り上げてくれます。アクションはブルースウィルスが主に担当していますが（顔も含めて笑）、やはりなんと言ってもマルコヴィッチ。さすがのモーガンフリーマンもとほほ顔に見えるほど、豪華なやりとりが続きます。日ごろの疲れを吹き飛ばすような爽快感が○。

一方、深いストーリー、メッセージ性を求める人にはおすすめしません。最高のアクション映画を求める人にもおすすめしません。『適度な笑い、適度なアクション、でも豪華キャスト』そんな感じの映画ですが、見て損は無いでしょう。

和牛ステーキを楽しむのでは泣く、モスバーガーでちょっとおいしいハンバーガーを食べる感じ。逆に、その気軽さが魅力です。【でんすけ】