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映画 幸せの始まりは 感想

映画「幸せの始まりは」は2011年2月11日公開の映画です。監督はジェームズ・L・ブルックス 。出演はリース・ウィザースプーン、オーウェン・ウィルソン、ポール・ラッド、ジャック・ニコルソンなどです。人生に迷うヒロインとその周りの男性たちのラブロマンスを描いた作品となっているようですがその評価やいかに!?今回は映画「幸せの始まりは」について率直な感想を書いてみたいと思います。

「幸せの始まりは」は30代に入り自分の人生に迷う主人公と、その周りの男性たちの姿を描いたストーリーです。人生の全てを注いできたソフトボールチームから外されたり、裏切られたり、散々な人生…。しかし、迷いながらも現実を見て進んでいく。悪いことはきちんと向き合い、苦しみながらも進むことが幸せの始まりだと教えてくれる、まさに人生を応援してくれるような作品になっています。まずはじめに簡単なあらすじから書いてみたいと思います。

■あらすじ
20代の全てをソフトボール選手として情熱を注いできたリサは、31歳にして悲しいことにクビになってしまう。メジャーリーガーのマティはリサのボーイフレンドだが、成り行きで一緒に住んでいる。マティはいつもファンに囲まれ、チームは自分無しでも活躍している。

リサは自分がまるで世界から置いていかれているような気分になってしまう。人生の全てだったソフトボールを取ったら自分に何が残るのだろうと悩むリサ。今更普通の女性のように幸せを追うようなことは出来ない。誰にも言えずに落ち込んでいたリサは気分転換にチームメイトの紹介でデートをするのだが、相手の男性は青年実業家とは名ばかりのダメ男だった。リサは人生最悪の時に最悪の男と出会ってしまったのだ。

しかし、彼女はしだいに心が休まっていることに気付いていく。人生の分かれ道にぶつかってしまったリサだが、果たして本当の目的地を見つけることが出来るのだろうか…。

■率直な感想
おお、なんだか個人的に好きな設定だぞ!どうしようもなさそうな主人公もの!
早速見てみると、ラブコメとして結構秀逸であることがわかりました。大笑い出来る部分は少ないですが、終始子笑いが続き、ばかばかしくも続いて行く物語。この映画を見てる間は日常の悩みから解放されるかも。この映画最大の利点でしょう。いろいろな人物が出てくるので感情移入はしやすいです。誰にするかで見方も大分違います(ジャック・ニコルソンの存在感はさすが)。

個人的にはダメ男のジョージが好きだったかな。彼目線で物語を見ると、なんだか他人事な気がしなくなってきます…(爆)

そういった意味ではわき役がとてもしっかりしていますね。感動的なシーンも、主人公よりもわき役に多い気が。この辺はヒューマン群像劇として秀逸です。時代を考えず楽しめる作品として、今回はおすすめの映画だったかな。同世代の30代が特に楽しめるかもしれません。

日本では三谷幸喜のドラマが近い印象かな。彼の作るドラマは感動と笑いでうまくストーリーをコーティングしている作品がほとんど。あの血なまぐさい「新撰組」でさえ笑いの要素を多分に含んでましたから。そんな彼の中でも「マジックアワー」は良かったなあ。最初から最後まで笑えるのに、どこか感動的。おっと、すいません、話がそれました。「幸せの始まりは」はそんな三谷好きにもオススメです。【でんすけ】