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映画 ザ・タウン 感想

映画「ザ・タウン」は2011年2月5日公開の映画です。 監督はベン・アフレック。出演はベン・アフレック、ジョン・ハム、レベッカ・ホール、ブレイク・ライブリーなどです。本作は「ゴーン・ベイビー・ゴーン」が監督第1作品目にして高い評価を受けたベン・アフレックが主演を兼ねた監督第2作目。その他にも豪華キャストが出演していますが、その評価やいかに!?今回は映画「ザ・タウン」について率直な感想を書いてみたいと思います。

舞台はボストン一角にある犯罪多発地区。監督・主演のベン・アフレックは「ゴーン・ベイビー・ゴーン」で手を組んだアーロン・ストッカードと共に脚本も手がけています。今回は地元でのエキストラ起用することによって街をリアルに描いており緊張感漂う作品を作り上げているようです。ベン・アフレックの演技にも注目したいろころですね。まずは簡単なあらすじから書いてみたいと思います。

■あらすじ
ボストンの北東部にあるチャールズタウンは、広大なアメリカの中でもっとも強盗が多い街だ。そこで暮らす人々は愛と憎しみを込めてその街のことを“タウン”と呼んでいた。“タウン”では強盗を職業のように親から子へと引き継がれていく。彼はそんな街から抜け出そうとしていた。しかしダグは強盗チームのリーダーである。そんな願いとは相反して、もはや家族とも言える3人の仲間たちと完全犯罪に命を張っていた。その日も綿密に立てた計画に従って銀行を襲撃する。

だが、そこで予想外の出来事が起こってしまう。

逃走するまでの間に予定外の人質を取る羽目になったのだ。タグは人質となった支店長のクレアがタウンの住民だと知り、彼女が何を見たのかを確認するため、正体を隠して近づくのだった。普通に生活していれば決して関わるはずのない2人の出会いは、やがてタウンの人々の運命をも変えてゆく。

タグはクレアと恋に落ち、新しい人生を歩きたいと願う。だが、FBI捜査官フローリーは執拗な追求で一味を追いつめる。そしてダグは最も危険な最後の仕事、大リーグスタジアムの襲撃とへと向かう。人は生まれ持った宿命から逃れ、人生を変えることが出来るだろうか…。

■率直な感想
まずは主演のベンについて。ベン・アフレックはいつものベンでございました。強盗を嫌悪し、仲間との関係にも悩み、そしてクレアとの愛に悩む。そんな男の複雑な思いを描く難しい役をうまく演じてはいましたが、体からあふれる男くささのムードや雰囲気。ベンのチャレンジ精神は評価したいところですが、行動の理由づけが曖昧、心情の変化と彼の雰囲気がちょっとアンバランスな感もあって、正直うまく感情移入できませんでした。

わかりやすく心の変化を表現しても良かったのではと言う感じです。それと、この映画は設定の時点で損をしている気が。極悪犯罪者が善を語ったり、善の行動を取るのには常に説教臭さがつきまとい、同情よりも疑問が浮かんでしまいます。もっと、綿密にしないと日本人には特に受けが悪いかもしれませんね。ベンの周りを固める役者は良い感じでした。

今回の映画の様な「タウン」があったらやだなあ。と正直思います。日本では新宿の歌舞伎町あたりはつねに犯罪の匂いがします。そこにはかったるそうに歩く一人の兄ちゃんがいます。チンピラだかヤンキーだか本職のお方だかわからなそうな悪そうな兄ちゃん。そんな悪そうな兄ちゃんにも実は行動理由があり、仲間達との絆があり、守るべき人があり、そして微妙に揺れ動く微妙な恋愛感情が。怖そうに見えるが実は傷つきやすい兄ちゃん……。ってそんなことまで想像できねーよ!!

ちょっとリアルなダグを想像してみましたがろくな想像になりませんでした(爆)【でんすけ】