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映画 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 感想

映画「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」は2011年1月22日公開の映画です。監督は瀬田なつき、出演は大政絢、染谷将太、田畑智子、鈴木京香などです。主題歌は柴咲コウが担当。今回は映画「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」について率直な感想を書いてみたいと思います。

本作は入間人間のライトノベルが原作になっており、現在では電撃文庫より10冊まで発売されている大人気の作品です。監督は今注目されてきている若手女性監督の瀬田なつき。原作ファンの間では映画化について賛否両論が巻き起こっているようで作品の評価も気になるところ。一体どんな出来になっているのでしょうか!?まずは簡単なあらすじから書いてみたいと思います。

■あらすじ
みーくんとまーちゃんは幼なじみ。そして10年前の誘拐監禁事件の被害者同士である。そんな二人が10年ぶりに再会するのは、小学生の失踪事件と連続殺人事件が同時に起っている街の中でのこと。いまだに10年前のトラウマを抱えていた二人は心をかよわせ始めるのだが、まーちゃんは乱暴でわがままな女の子だった。ある日まーちゃんを精神科医の主治医のもとに連れて行ったみーくんのもとに捜査中の刑事が訪ねてくる。なんと二人は事件の容疑者として疑われてしまったのだ…。

■率直な感想
タイトルのかわいさから、一見ただのラブストーリーの様ですが、意外に重いテーマで話が進んでいきます。ただし、ポップさは失っていません。ここらへんのバランスはとても難しいのですが、今作はうまくバランスをとっている方でしょう。

物語のテンポも良く、サクサクすすむので、飽きがくることはありません。ただポップなイメージの評価は分かれるところでしょうね。映画好きの男性はちょっと敬遠しそうなムードもあり。女性は違和感無く入って行けそうです。

物語のキモは「ポップさと暗さ」。最初にも書きましたが、バランスは取れているほうです。このバランス感はよく言われる通り、ライトノベルから来るものなのでしょうか。もちろんそれもあると思います。しかし、自分的には「ニコ動」の有名ボカロPが作る曲の感覚に近いように感じました。あの独特の世界観。『ポップな絵。ポップなキャラ。しかし心に傷があって結構ダークでしょ?。明るいだけだと思ったら怪我するよ』と言うような世界観。そういったものが好きな人には魅力的な映画でしょうが、そうでない人には微妙な世界観かもしれません。ただ、80年代、90年代には無いムードですので、今の時代の一つのムーブメントを知るには良いかもしれません。もっとも、それを知りたいならニコ動を見るだけでも良いのですが…。

いろいろ書きましたが、上記の世界観が好きなら是非。女性には特にオススメです。【でんすけ】