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映画 ALWAYS 三丁目の夕日'64 感想

映画「ALWAYS 三丁目の夕日'64」は2012年1月21日公開の映画です。
監督は山崎貴。出演は、吉岡秀隆、堤真一、小雪、堀北真希 、もたいまさこ、薬師丸ひろ子、須賀健太 、森山未來、大森南朋、高畑淳子 などです。2005年11月に、「ALWAYS 三丁目の夕日」第1弾が公開されてから大ヒットが続いている作品です。そして本作がシリーズ第3弾となる作品ですが、果たしてその評価やいかに⁈
今回は、映画「ALWAYS 三丁目の夕日'64」について率直な感想を書いてみたいと思います。

2005年11月に公開されてから異例のロングランヒットを記録した本シリーズ。その2年後に続編となる『ALWAYS 続・三丁目の夕日』が公開され、前作を上回る大ヒットとなり、日本中を感動の渦に巻きこむことになりました。今回の物語の舞台は前作のラストから約5年後の昭和39年、東京オリンピック開催の年に設定され、東京下町を舞台に、そこで暮らす人々の人間模様が繊細に描かれています。監督を務めるのは前2作を大ヒットに導いた山崎貴で、『アバター』と同じ、リアル3Dでの撮影を敢行したとのこと。たくさんの人々が目にした光景の時代を、3Dで再現したということで、3Dの評判も気になりますね。ではまず始めに簡単なあらすじから書いてみたいと思います。

■あらすじ
舞台は昭和39年(1964年)。東京はオリンピック開催を控え、ビルや高速道路の建築ラッシュとなり、熱気に満ち溢れていた。そんな中、東京下町の夕日町三丁目では、5年前と変わらず、個性豊かな住民たちが元気に暮らしていた。小説家の茶川竜之介は、ヒロミと結婚し、高校生になった古行淳之介と3人で仲良く生活している。

茶川商店の一角は改装され、ヒロミがおかみを務める居酒屋「新山藤」となった。ヒロミは身重で、もうすぐ家族が一人増える様子。だが茶川は「冒険少年ブック」の看板作家として連載を続けているが、新人小説家の作品に人気を奪われつつあった。編集者の富岡から「もっと新しい雰囲気で」と言われたことにより茶川はますますスランプに陥っていく。

一方、鈴木則文とその妻・トモエ、一人息子の一平、住み込みで働く星野六子が暮らす鈴木オートは、順調に事業を拡大し、店構えも立派になった。六子にも後輩の従業員ができ、厳しく指導をする姿はすっかり一人前だ。今では六子無しでは鈴木オートの仕事は回らないほどになっていた。そんな六子は、毎朝おめかしをして家を出て行く。それは、通勤途中の医者、菊池孝太郎とすれ違い、朝の挨拶をかわすためだった。そんな六子のほのかな恋心を大田キンは温かく見守る。

そして小児科医である宅間史郎は、今日も町の人のために診療を続けている。そんな折、茶川が隠していた、電報をヒロミが見つけてしまい……。

■率直な感想
1作目でかなりの高評価を得た今作。2作目が個人的にちょっと微妙でしたので、今作がどうなるかは個人的に気になっていました。実際に見た大まかな感想は「インパクトはないが、シリーズ1安定して見られる出来」だったと思います。前作はいろいろつめこみすぎて、どこを見ていいかわからないところがありましたが、今作はちょうど良くまとまっている印象。余計なものを省いているからこそ、「芯のある物語」を描きやすかったのではないかと思います。

中でも感動の中心は茶川と淳之介。成長と葛藤、時の流れ。現実でも親や兄弟、友達など、親しい人であっても、いつまでも子供の頃のままの関係ではいられないもの。そんな切なさをギュッと凝縮して描いたエピソードには、ファンでなくても感動してしまうはず。シリーズを見てきた人にはより心に響くと思います。それと、特筆すべき点は「もう昭和の再現をウリにしていない」と言う点でしょう。舞台も進んで、1作目にあった「昭和の街の再現インパクト」は、もはやありません。それだけ「あたり前のもの」として昭和を描けたからこそ、ストーリーに制作陣の力をつぎ込めたんじゃないかな。これは蓄積したノウハウの勝利と言えるでしょう。そう言う意味では映画にするのもこのあたりが限界かな。これ以上時代が進むと、別な映画になってしまいますもんね。

「時間を大き進めた」のはそれ相応の覚悟があっての事でしょう。なにはともあれ、見て損はない作品です。【でんすけ】