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映画 BADBOYS(バッドボーイズ) 感想

映画「BADBOYS」は2011年3月26日公開の映画です。 監督は窪田崇 。出演は三浦貴大、鈴木勝吾、阿部進之介、徳山秀典、細田よしひこなどです。ヤングキングで連載された人気コミックの実写映画化。原作をもとに映画のオリジナルストーリーが展開されるということで、原作ファンの評価も気になるところです。今回はそんな気になる映画「BADBOYS」について率直な感想を書いてみたいと思います。

映画「BADBOYS」はヤングキングで累計発行部数4000万部を誇る同名コミックを、実写映画化した作品です。時代設定を現代に映して広島を舞台にトップを巡り争う暴走族達の姿を描いた青春映画。監督の窪田崇はミスチルやスガシカオなどのPVも手がける映像作家。原作の田中宏と同じ広島県ということで、作品中で描かれる広島の街にも注目したいところです。まずはじめに簡単なあらすじから辿ってみたいと思います。

■あらすじ
悪ガキたちのトップに君臨する“BEAST”の段野秀典、“極楽蝶”の桐木司、“廣島Nights”のヒロの通称「廣島トップ3」によって広島に安定が続いていた。しかし、ある日大阪で起きた事件がきっかけで野村豊が広島に戻ってきた。野村は段野を唯一倒した男で、彼らは旧友だった。時を同じくして、段野に反抗してBEASTを抜けた石本千春が狂連合を創りあげる。そのバックには野村がついていた。自分の目的のためなら何でもやるという極悪非道な石本は自分の立ち上げた狂連合に入らないチームを次々と潰していき、ついには廣島Nightsのヒロをも襲うのだった。広島のトップの座を狙う石本のせいで広島の安定は崩れ、広島を完全制覇する闘いが始まってしまう。

大阪にに転校した野村に一体何があったのか、、、石本と組んでチームを作ったなど、とうてい信じられない段野は、野村と二人で話をしようと、指定された場所に向かう。しかし石本の罠にはめられた段野は行方不明になってしまう。圧倒的に不利な状況の中で残された桐木は石本との対決を決意するのだった…

■率直な感想
ドラマ「ルーキーズ」の映画化ヒットやクローズの人気拡大など、近年続くヤンキー漫画直系ものの映画です。実際見てみた感想を。

まずアクションシーンが良く出来てるなと言う印象。結構リアルな殴り合いが展開されていました。ストーリー的にアクション中心のヤンキー映画を予想してしまいますが、中~後半にかけて男の友情や葛藤にスポットが当たっており、ストーリー物としても結構いけそうです。

漫画ファンからしても、キャラクターの描き方、ルックスについてそんなに違和感が無いのではないのでしょうか(特に三浦貴大が漫画に近くて良かった)。若手俳優達もミーハーなにおいがせず、「とりあえず人気俳優を使っていればヒットするだろう」的ムードはありませんでした。 音楽もハード系はもちろんのこと、しっとり系もしっかりシーンに馴染んでいて好印象。物語を彩るべく様々なバリエーションがありました。 正直自分には広島ロケがどうだとかはあまり興味がありませんでしたが、結果的にはそれが物語の筋を一本通していたような気がします。漫画のストーリーを切り取ってまとめて、実写映画を作ると、とっちらかってしまう映画が多いのですが、「ちゃんとまとまってる印象」もありました。っと、気づけば良さげなことばかり書いていますね、自分。いや、正直言うと、あまり期待していなかった映画なんです。「またこういう映画か…」と思ってつい斜めに見てしまったのですが、意外にしっかりした出来にそれらの予想を覆されてしまった、良い例でした。とは言えヤンキーものに嫌悪感がある人にはおすすめしません。【でんすけ】