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映画 カーズ2 感想

映画「カーズ2」は2011年7月30日公開の映画です。
監督はジョン・ラセター。声の出演は、オーウェン・ウィルソン、ラリー・ザ・ケーブルガイ、マイケル・ケイン 、ジョン・タトゥーロ などです。ディズニーピクサーの大人気作品、カーズの続編。続編と言えど、前作の焼き直しではなく、まったく別の新しい作品になっているとのことですが、果たしてその評価やいかに?!今回は映画「カーズ2」について率直な感想を書いてみたいと思います

今作は、ディズニーピクサー制作の、世界的に大ヒットしたアクション・アドベンチャー「カーズ」の続編です。劇中の挿入歌として「Perfume」の「ポリリズム」が使われているというのも話題になりました。

ディズニーピクサーといえば数々の名作を映画史に残してきているので、知らない人はほとんどいないといってもいいはず。監督を務めるのは前作と同じくジョン・ラセター監督。そして「カーズ2」はピクサー設立25周年記念作品でもあり、監督にとっても、私たちにとっても特別なものになりそうですね。

天才レーサー“マックィーン”と、おんぼろレッカー車の“メーター”の最強コンビが、ホームグラウンドであるラジエーター・スプリングスを飛び出し、ワールド・グランプリ・レースに挑戦。世界を舞台にしたスパイ戦に巻き込まれていくというストーリーですが、一体どんな評価になっているのでしょうか。 まず初めに簡単なあらすじから書いてみたいと思います。

■あらすじ
“トーキョー”は不思議な魅力いっぱい。そこで、大事件が発生し、カーレースのスター、ライトニング・マックィーンとその親友のメーターの運命は大きく変わってしまう。 やがて物語の舞台は、フランスのパリ、イタリアの田舎町、そしてイギリスのロンドンへと移り、世界を支配しようと企む巨大な陰謀が車たちの未来を奪おうとする。

もはや絶体絶命のピンチだと思ったその時、マックィーンとメーターは、自分たちの一番の武器は、何にも変えることのできない友情の絆じゃないかと気づくのだった。たとえひとりではかなわなくても、信じられる仲間がいれば強くなれる…。そして今、彼らの強い友情の絆が世界を救う。

■率直な感想
まず目を引いたのが映像の美しさ。ピクサーは毎回映像で世界をリードしていますが、今回もそれは顕在。2011年時点の同種の映画では最高峰と言えるでしょう。車の動きは車然としているところもありますが、まるで生き物の様なやわらかさもあり、その動きは見ているだけで爽快になります。

今回は物語の重要なポイントに「日本」があり、我々にとってはここも楽しめるポイント。ちょっと日本が誤解されている感もありますが、そこも含めて楽しめるのではないかと。前作を見ていないと人物同士の関係はちょっと分かりづらいですが、別物として楽しめるのでは。今回はスパイ映画的要素もあるので、前作よりスリリングになっています。

ストーリについてはちょっと惜しい点がありました。まず、主人公格のメーターに感情移入出来る人は少ないんじゃないかと言うこと。前作のマックィーンの方が素直に感情移入出来たかも。今回の主人公はなんと言うか純粋、単純、しかし感情移入出来ないという不思議なキャラ。このキャラを外から見ることができれば楽しめるのですが、それだと映画の世界に入り込んで楽しむのとは違った見方になってしまいますもんね…。まあ全体的にはレベルの高い作品ですので、見て損はないかと思います。実際の車がこんなに好き勝手動いたら、世界は大混乱だろうなあ…。【つみれ】