menu

映画 同期 感想

映画「同期」は2011年6月18日公開の映画です。出演は、松田龍平、栗山千明、新井浩文、渡辺哲、岩松了、矢島健一、濱田マリ、佐野史郎 、竹中直人などです。今野敏の原作小説を映画化。監督は第50回日本映画監督協会新人賞を受賞した、入江悠監督。疾走感溢れる演出になっているという事で、期待も膨らみますが、果たしてどんな作品になっているのでしょうか。今回は映画「同期」について率直な感想を書いてみたいと思います。

本作は、今野敏の同名原作小説を、WOWOWが豪華映像化した本格派の警察ドラマです。彼は、警察小説ブームを支えていると言っていいほどの人気作家で有名のようです。
理由もなく懲戒免職となってしまった公安刑事が、その直後に起こった殺人事件の容疑者に名前が挙がってしまう。同期の若手刑事が、そんな親友の行方を追い、立ちはだかる警察組織の壁に当たりながらも真実を追究していくというストーリー。主人公の刑事を演じるのは松田龍平。正義をつらぬく若き刑事というイメージが合うほどの熱演ぶりはつい見入ってしまうのではないでしょうか。また、共演陣も豪華実力派、個性派の役者たちが出演し、ストーリーをより盛り上げているように感じます。それでは、まず始めに簡単なあらすじから書いてみたいと思います。

■あらすじ
宇田川は本庁捜査一課の刑事だ。彼には同期の蘇我というライバルがいる。なんとも飄々とした上昇志向のない男だが、その能力を買われて公安に引っ張られたようだ。ところが、その蘇我が突然理由もわからないまま懲戒免職となった。宇田川は彼を心配し、その行方を追うが、警察内部からの圧力がかかりかなり厳しい状態だ。しかも、ある殺人事件の容疑者として蘇我の名前があがっているではないか…。初宇田川はめて「警察組織」というものに疑いを抱くと同時に心の中で、今までにない熱い想いが湧き上がった。クビになってもいい。俺は、蘇我を助ける!!

■率直な感想
硬派な刑事ドラマ。前半までの作り方が丁寧で、真剣に見ると意外にのめりこんでいる自分がいました。後半になるにつれ、やや予想出来る展開。前半の丁寧さを最後まで続けてほしかったところです。役者陣は映画、ドラマでおなじみのメンツ。安定感があります(特に竹中直人、佐野史郎)。反面、既視感もあると言え、どこかで見たような雰囲気に新鮮さは覚えません。
松田龍平の動き、声は良いスパイスになっており、これからを期待させますが、栗山千明はもう少しはっちゃけても良かったのでは?

どちらにせよは頭ひとつ出るにはやや冒険が足りない感じ。無難で安定感はありますが、やはり2011年作品としてはもうすこしはみ出して…。欲しかったかなあ。あと、宣伝があまり無いので、公開事態知られてないかも!?それぞれの俳優さんのファンはチェックしてるのかな。【井出】