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映画 ガリバー旅行記 を見た
映画「ガリバー旅行記」は2011年4月15日公開の映画です。 監督はロブ・レターマン。出演は、ジャック・ブラック、ジェイソン・シーゲル、エミリー・ブラントなどです。 ジョナサン・スウィフトの冒険小説「ガリバー旅行記」のハリウッド映画化。現代風にアレンジされているということですが、果たしてその評価やいかに?!今回は映画「ガリバー旅行記」について率直な感想を書いてみたいと思います 。
今作は1726年にジョナサン・スウィフトが発表した小説「ガリバー旅行記」を現代風にアレンジした作品です。今作の特徴として、ガリバーが、赤いTシャツにカーゴパンツにコンバースというまさに現代の人といった感じになっている点。対照的にリリパット王国の小人たちは中世風の衣装で古風な暮らしをしています。体の大きさが違うということだ けではなく、現代の新しい文化に出会って、少しずつ変化していくリリパット王国の人々も見どころのひとつではないでしょうか。またガリバー旅行記といえばとても有名な作品なので、現代風リメイクの評価も気になるところです。 まずは簡単なあらすじから書いてみたいと思います。
■あらすじ
レミュエル・ガリバーはニューヨークの新聞社で働いている。彼はなんともパッとない郵便仕分け事務員だった。しかしガリバーにはジャーナリストになりたいという密かな夢があった。ある日、お得意様の口から出た根も葉もないうわさのハッタリで、謎のバミューダ三角地帯を取材するという大仕事を手にすることになる。彼はやる気満々で航海の旅に出て行ったが、旅の途中で突然やってきた大嵐に巻き込まれてしまう……
そして、辿り着き目を覚ました彼が見たもの、それはとても小さな小人たちが住む、リリパット王国という国だった。そしてこの小人の国で、ガリバーの運命を大きく変える、途方もない大冒険が始まった。中世さながらのこのリリパット王国で、ガリバーは彼らよりも大きな体を生かして国王のピンチを救った。そしてハッタリと現代の知識を生かして小人たちから崇められる存在になる。しかし、もともと気が小さい彼は、予想もしていなかった敵の出現で、無様な姿を晒してしまうことになる。そのため、王国の人々を危険なめにあわせてしまい、信頼を失ってしまう。果たして彼は、敵の侵略から王国を救い、信頼を取り戻して本物のヒーローになることができるのだろうか…
■率直な感想
ジャック・ブラックが主演と言うことで嫌でも期待してしまう今作。パロディあり、小ネタありで笑わせてくれました。 だめだめなガリバー青年が困難を乗り越え少しづつ成長していく様は意外にもサクセスストーリーとしても楽しめます。
一方、クラシックな「ガリバー旅行記」のストーリーを期待するととんだ肩すかしを食らう羽目に。あくまで「ジャック・ブラック」を活かしたパロディ的ストーリーのため、そこが受け入れられないとつらいかもしれません。そこさえ受け入れたら「デブを活かした戦闘シーン」や「後半のなんでもあり感」で笑えることは必至。ジャック・ブラックの容姿も活きてきます。
ストーリー的にはちょっと大味な印象。なんというかしっくり行きすぎで違和感がありました。日本の映画だともっと綿密に心情描写をしそうですが、今作はそういう点は期待できません。
あくまでも「i f ストーリー」としてガリバー旅行記を楽しむのが良いでしょう。
しかしジャック・ブラックはどんな映画でも彼の色にしてしまいますね。日本のおなじみ俺色俳優キムタクとはまた違った意味で「俺の映画」にしてしまうパワーがあるのでしょう。
恋愛面ではあまりにうまくいきすぎるきらいもあって、ここんとこもやはりアメリカンな感じです。【でんすけ】