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映画 ヘルタースケルター 感想

1980年代から90年代にかけて漫画家として多くの読者を魅了し、今現在もなお若者たちに影響を与え続ける岡崎京子の代表作「ヘルタースケルター」。今回はそんな同作を映画化。2012年7月14日公開の話題作です。主演はスキャンダル女優としても有名な沢尻エリカを起用したことでも有名です。今回はその内容に迫ってみました。

1980年代から90年代にかけて漫画家として多くの読者を魅了し、今現在もなお若者たちに影響を与え続ける岡崎京子の代表作「ヘルタースケルター」。「FEEL YOUNG」で連載され、第8回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞し、その激しく生々しさのある描写が実写映画化される、ということで制作発表の時点からかなりの話題性がありました。

主人公である全身整形のカリスマファッションモデル、りりこを演じるのは現代のスキャンダル女優の代名詞とも言える沢尻エリカ、監督はフォトグラファーとしてカリスマ的人気のある蜷川実花。更に寺島しのぶ、桃井かおりといった日本を代表するベテラン女優から、若手最注目の綾野剛、水原希子という豪華すぎる脇役陣であることもあって、期待をするな、というほうが難しい映画です。過激なストーリーや豪華な俳優陣だけでなく、フォトグラファー蜷川実花ならではの独特の色使いや世界観、描写も注目されています。「ヘルタースケルター」、まずはあらすじを見ていきましょう。

■あらすじ
ファッションモデルとして美、名声、金、愛欲全てを手に入れ芸能界のトップに上り詰めたりりこ。だがりりこの美貌には誰にも言えない秘密があった。「もとのままのもんは、骨と目ん玉と髪と耳と、アソコぐらい。後は全部作りもんさ。」りりこの美貌は全身美容整形で手に入れたものだった。やがてりりこはその大規模すぎる美容整形の代償として、その手術の後遺症に心身ともに蝕まれて行く。欲望の底なし沼である芸能界でりりこはどこまで堕ちていくのか、彼女が巻き起こす世間をひっくり返す事件の真相とは!?りりこが疾走していく先で待ちうける世界とは・・・!?

■率直な感想
第一印象としては「エロさ」が非常に目立ちました。ある意味で期待にこたえた作品と言えます。最後までこってりしている内容で、とても家族で見られる作品じゃありません。どうしたって注目が集まる沢尻エリカですが、彼女も体当たりで濡れ場を演じてくれています。そのエロさはもはや独自の世界とも言ってよく、彼女しか出来ないような危機感にあふれていて、自分はちょっと感心してしまいました。もっとも、このあと彼女が「役に入り込んでしまった」だかの理由で休業してしまうのは業界的に大バッシングだったそうですが。

他の女優たちもものすごい濃厚な演技をしていたので、見終わるころにはおなかがいっぱいでした。注目は寺島しのぶ。このエロさには男性よりもむしろ女性の方が興味を惹かれそうですね。

難を言えば見ている人を置き去りにしてしまいそうなくらい「女の世界観」が濃すぎることかな。ついていけない人には最初からついていけないリスクも伴っているでしょう。

なんにせよ、「これから沢尻エリカが安定して活躍する日はくるのか」と、別な心配もしてしまう危険な作品でした(笑)【でんすけ】