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映画 怪物くん 感想

映画「怪物くん」は2011年11月26日公開の映画です。 監督は中村義洋。 出演は、大野智、松岡昌宏、八嶋智人 、川島海荷、上島竜兵、チェ・ホンマン、濱田龍臣 、上川隆也、稲森いずみ、鹿賀丈史などです。藤子不二雄(A)の代表作である「怪物くん」を映画化したこの作品。カレーの王国を舞台に、大冒険に挑むというストーリーですが、一体どんな評価になっているのでしょうか。今回は映画「怪物くん」について率直な感想を書いてみたいと思います。

本作は藤子不二雄Aの代表作として今も愛され続けている「怪物くん」を映画化した作品です。2010年の4~6月に日本テレビ系で実写ドラマ化されたのも話題になりました。ドラマでは、マンガの中から出てきたかのような原作通りの個性的キャラクターや、CGを駆使したスケールの大きな世界観、そして生きるために大切にしたいことを、笑いとユーモアを混ぜつつ描いており、子供はもちろん大人も見ることのできる作品に仕上がっていました。その高視聴率を誇った「怪物くん」が待望の映画化ということでストーリーはもちろん評判も気になりますね。

映画版の主演は、ドラマと同じく嵐の大野智。お供3人役の八嶋智人、上島竜兵、チェ・ホンマンほか、松岡昌宏、川島海荷、濱田龍臣、稲森いずみ、鹿賀丈史など、ドラマ版でおなじみのメンバーが登場します。監督は『ゴールデンスランバー』などを手掛けた中村義洋。果たしてどんな作品になっているのでしょうか。まずは簡単なあらすじから書いてみたいと思います。

■あらすじ
怪物くんは、悪魔族の王子デモキンとの戦いを終え、怪物ランドに帰ってきた。そしてついに怪物ランドの王位継承式を迎える。しかし、国民の前に現れた怪物くんを前に、鳴り止まぬ拍手の大喝采と思いきや、まさかの大ブーイング。国民たちはいつもわがままな怪物くんの王位継承に反対しているのだ。怪物くんは、そんな国民に我を忘れ、ドラキュラ、オオカミ男、フランケンたちが必死に止めるのも聞かずに、ついに怪物ランドを飛び出して人間界へ行ってしまう。そしてウタコやヒロシが暮らす思い出いっぱいの日本に向かうのだった。しかし、一行が到着したのは日本ではなく“カレーの王国”だった。カレー王国の権力者ヴィシャールは、突如現れた怪物くんたちのあまりの強さにビックリしたが、反乱軍にさらわれてしまったお姫様と王子様を救い出して欲しいと怪物くんに頼む。カレーに目がない怪物くんは、ヴィシャールが差し出す“伝説のカレー”につられて、ウタコとヒロシにそっくりのお姫様と王子様を助ける冒険に出る羽目になってしまう。新たな仲間ドラゴンとともに、怪物くんの“わがままな大冒険”が始まるのだった……。

■率直な感想
と言う訳で映画化した怪物くん。まずテレビ版より良かった点をいくつか。比較的テンポが良く、退屈しない内容でした。大野の声のハリ、上島の突っ込み、どれもテンポ感を補うのに一役買っていましたし、チェホンマンのテンポの悪さは逆にフランケンっぽさをかもしだしていました。テレビ版では若干無理矢理に感じた世界観も今作ではより自然になってきた気がします。っと言うか見る我々に免疫がついたのかな(笑) ドラゴンなど、新キャラを用いたダイナミックなシーンも多く、初見の子供にも楽しめる内容。家族でも楽しめるのでは。セリフに深い意味のあるわけでも無く、重大なメッセージ性があるわけでも無いので、そこらへんを求めるとちょっと薄い内容かもしれません。ただ、大人でも泣けるように配慮はされているので、何も考えずに見ると意外な「感動もの」として見られるのかも。 一方で原作のファンからしたら違和感はぬぐえないかな。怪物「くん」と言うだけあって子供が演じるべきだと言う意見も出るでしょう。しかし、別物としては…おおむね良い出来です。ちなみに主題歌の嵐Monster(モンスター)は嵐一の名曲だと思います(爆)【でんすけ】