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映画 奇跡 感想
映画「奇跡」は2011年6月11日公開の映画です。 監督は是枝裕和。出演は、前田航基、前田旺志郎、大塚寧々、オダギリジョー、夏川結、阿部寛、長澤まさみ、などです。是枝裕和監督が子供を主人公にして描いた感動エンターテイメント。また音楽はくるりが担当していますが、一体どんな作品になっているのか、評価がきになります。今回は映画「奇跡」についての率直な感想を書いてみたいと思います。
本作は、奇跡を信じた子供たちと、彼らを見守り、振り回され、そして癒されていく大人たちを描いた作品です。出演は、お笑いコンビ“まえだまえだ”の前田航基、前田旺志郎。なんと二人はこの作品が映画初主演ということです。そして他に「空気人形」のオダギリジョー、「孤高のメス」の夏川結衣、「死刑台のエレベーター」の阿部寛、「岳ーガクー」の長澤まさみ、などベテラン俳優人が勢ぞろいで、演技も安心して見ることができそうですね。では始めに簡単なあらすじから書いてみたいと思います。
■あらすじ
小学6年生の大迫航一はある噂を耳にした。九州新幹線が全線開業の朝、博多から南下する“つばめ”と、鹿児島から北上する“さくら”、二つの新幹線の一番列車がすれ違う瞬間に奇跡が起きて願いが叶う……。そんな噂だ。航一は、離れて暮らす4年生の弟・木南龍之介と共に奇跡を起こして、なんとか家族4人で暮らしたいと願う。二人の両親は離婚しており、航一は母、のぞみと祖父・周吉、祖母・秀子と鹿児島で、龍之介は父・健次と福岡で暮らしているのだ。兄弟は、友達や両親、周りの大人たちを巻き込んで、なんとも無謀な計画を立て始める。そしてその計画は、様々な人々に奇跡を起こしていくのだった……。
■率直な感想
子供たちの冒険の映画。タイトルからしてどストレート。ひねくれた映画の多い中、このタイトル通りのストレートな冒険ものは好感が持てます。まさにジャパニーズスタンド・バイ・ミー。
結構ストーリーが雑な部分もありますが、主役のまえだまえだの二人のテンポの良さでカバーしています。彼らが嫌いでないなら楽しめる映画では無いでしょうか。音楽もストーリーにあっていて◎。脇を固める役者が安定感があるので、バランスは取れています。芦田愛菜ちゃんが出てくる作品とはまた別のタッチの子役もの。昔はこう言う話、よくあったけど最近ありませんね。たまにこう言う作品も良い気がします。
子供には特にお勧めですが、大人がこの映画を見る上で、どれだけストレートに受け取れるかということが重要になってくるんでしょう。まっすぐ何も裏を考えず見れば結構感動する映画。一方、斜めにかまえて見れば、くさいところも沢山ありますので、ちょっとしらけてしまうかも知れません。それも一つの見方かもしれませんが。【でんすけ】