menu
  • Top >
  • 映画 >
  • 映画 ライフ-いのちをつなぐ物語- 感想

映画 ライフ-いのちをつなぐ物語- 感想

映画「ライフ-いのちをつなぐ物語-」は2011年9月1日公開の映画です。 監督は、マイケル・ガントン、マーサ・ホームズ。 ナレーションを、 松本幸四郎、松たか子が担当しています。ネイチャードキュメンタリー映画の『アース』『ディープ・ブルー』などを手掛けたBBCの作品ですが、一体どんな作品になっているのでしょうか。今回は映画「ライフーいのちをつなぐ物語ー」について率直な感想を書いてみたいと思います 。

本作は、ネイチャードキュメンタリー映画「アース」や、「ディープ・ブルー」などを手掛けたBBCのもので、製作費35億円、撮影日数3000日を費やし地球上に住む様々な生き物たちの命の営みを写した作品です。

これまでの映画と違う点は、最新の技術によって、動物たちと同じ目線で撮影することに成功しているところです。同じ目線という事は、観ている私たちも、まるで自分が動物になったかのような気分で観ることができるということ。 また、世界で初めて撮影された動物の映像から、よく知っているおなじみの動物の姿まで、今まで見た事のない映像を引き出す事にも成功しているようで、知ってる動物でもまた新しい表情が見られるかもしれませんね。

その一瞬のチャンスのために時間をかけてカメラに収められた映像には、きっと、どうやって撮ったの?と思ってしまうことでしょう。 生きるということは人も、動物も同じです。自然を知り、動物たちの生きるための知恵や、親子の愛を知ることで、自分のことを見つめ直すきっかけにもなるのかも。以下、おもなあらずじです。まあ、今回はあらすじと言うより「概要」と言った感じです。

■あらすじ
ミズダコは一生に一度だけ産卵し、付きっきりで卵を守り、孵化する様子を見届けて一生を終える。ハネジネズミは自分より動きの速い敵から身を守るために、縄張り内のあらゆる道を記憶する。

単独で狩りをする習性のチーターだが、この作品で見られる三兄弟は力を合わせたチームプレーで大型動物を仕留める。エチオピアの山地に住むヒゲワシは、好物の骨髄の中の脂肪を食べるため、骨を岩場に落として割る方法を思いついた。ハエジゴクは動物界最速の反応力をもつハエを捕食する。開いた葉に甘い蜜を仕掛けてじっとハエが来るのを待つ。 陸・海・空、全ての動物、それぞれの「ライフ」が今あなたの前に…

■率直な感想
アース同様、映画というよりドキュメンタリー的映像を楽しむ作品です。もともとのTVシリーズにくらべて内容自体は薄いですが、2時間にまとめているためそこは致し方ありません。TVシリーズを見ていた人にとっては既に見たことのある映像もありますので、期待しすぎ無い方が良いのかも。

一方で初めて見る人にとってはダイナミックな映像が繰り広げられるでしょう。奇麗な物語だけでは無く、動物たちの残酷な連鎖も見ることができます。その点では子供にも見てほしい作品。ストーリーが無い分、まるで風景でも見るようにぼーっと鑑賞するのがおススメです。個人的にはチーターの兄弟が良かったかな。見る人によっては動物たちへの感情移入の度合いが違うでしょうね。

映画を見に行くと言う意気込みでみると多少退屈するかもしれません。じっとしているのが苦手なお子さんには興味が無ければ長い2時間でしょう。ミスチル曲はちょっと取ってつけた感があったかな。日本では唯一無地の存在のミスチル。映画とのからみしだいではイメージを持って行ってしまいます。個人的にはクラシックとかでも良かった気がします。ナレーションの松本幸四郎と松たか子は思っていたよりも良かったです。が、松本幸四郎の顔が浮かんだらアウトです(笑)【でんすけ】