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映画 ロボジー 感想

映画「ロボジー」は2012年1月14日公開の映画です。 監督は矢口史靖。出演は五十嵐新次郎、吉高由里子、濱田岳、川合正悟、川島潤哉、小野武彦、田畑智子、和久井映見などです。この映画「ロボジー」は、二足歩行ロボットの開発を命じられた電器メーカー社員が、開発に行き詰まったことから起きるドタバタコメディです。さて一体どんな作品になっているのでしょうか。 今回は映画「ロボジー」について率直な感想を書いてみたいと思います。

映画「ロボジー」は二足歩行ロボットの開発を命じられた電器メーカーの社員が、開発に行き詰まり、老人にロボットの外装を被せてごまかそうとしたことから起きる騒動を描いたコメディ映画です。主人公の鈴木重光を演じるのは、シルバー人材センターで働くリアルなおじいちゃん達を含め計200人を超えるオーディションの中から主役を手にした、73歳の五十嵐信次郎が演じます。木村電器のロボット開発部トリオに、濱田岳、川合正悟、川島潤哉。そして気になるヒロイン、ロボットオタク女子学生の葉子役には、人気女優の吉高由里子。さらに、矢口監督作品ではおなじみの個性派俳優陣も多数出演しているということで話題になっていますが果たしてその評価はどうなっているのでしょうか。まずは簡単なあらすじから書いてみたいと思います。

■あらすじ
小林、太田、長井の3人は家電メーカー木村電器の窓際社員である。いつもワンマンな木村社長から、今流行の二足歩行ロボットを開発するように命じられる。目的は、近々開かれるロボット博での企業広告だ。しかし、ロボット博まであと1週間という時期になって、制作途中のロボット“ニュー潮風”がなんと木っ端微塵に大破するというアクシデントが起こる。

開催間近だというのに窮地に追い込まれた3人は、ロボットの中に人間を入れてごまかすという計画を立てる。彼らはロボットの外装にぴったり収まる人間を探すため、架空のオーディションによって、仕事をリタイアして独り暮らしをしている73歳の鈴木重光が選ばれる。この時、鈴木さんがとんでもない爺さんだったと誰も知らなかった…。さらに、“ニュー潮風”に恋をしたロボットオタクの女子学生・葉子も巻き込み、事態は何とも思わぬ方向へ転がり出す……。

■率直な感想
この映画は公開前に他の映画の上映前のCMでいつも流れていて、面白そうだなーと思っていました。この映画の一番のみどころはロボットに入るおじいちゃんの動きにつきます。劇中の年齢と実際のおじいさん役の俳優、五十嵐信次郎は同じ年のようですが、その動きは面白いの一言。あれが演技なのか、「素」なのかはわかりませんが、個人的には「素」に見えるなあ。「素」に見せる演出がうまいのかもしれませんが。

じわじわくる笑いが映画の一番の要素ですが、それ以外の部分がちょっと物足りなかったのも否めません。スイングガールズやウォーターボーイズのような「さわやかで爽快」さはありませんでした。なんせ主人公がおじいちゃんですからね、さわやかさを出すのは無理か(笑)。

全体を通して、どこか三谷幸喜作品の様な笑いが多かった気がします。もしかしたら監督はそう言う映画を作りたかったのかもしれませんね。予告編で期待したほどのつきぬけ感が無かったのはちょっと残念だったかな。その点では三谷作品の逆かもしれません。三谷作品は予告編では面白くなさそうなのに、実際に見たら面白いことが多いですから。

総評すると、何度も見るような傑作ではありませんが、安定感があり、万人が見てに面白い映画だと思います。ちなみに、浜田のハスキーな声は聞き取りづらい部分もありましたが、個性的で個人的には好きです。【でんすけ】