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映画 ロック~わんこの島~ 感想

映画「ロック~わんこの島~」は7月23日公開の映画です。 監督は中江功。出演は、佐藤隆太、麻生久美子、岡田義徳、柏原収史、倍賞美津子などです。 犬のロックと飼い主の実話をもとにして作られた作品ですが、果たしてどんな評判になっているのでしょうか。 今回は映画「ロック~わんこの島~」について率直な感想を書いてみたいと思います。

本作は「めざましテレビ」の“きょうのわんこ”が取材した、2000年8月三宅島大噴火で引き離されてしまった一匹のロックという犬と飼い主との実話が題材になっています。

犬との交流を通じて家族の絆を描いた感動の物語で、ロックとの温かく芯のある家族の物語に思わず涙が溢れてしまうのではないでしょうか。監督を務めるのは『冷静と情熱のあいだ』などを手がけた中江功。出演者も佐藤隆太や、麻生久美子、倍賞美津子など映画界を代表する存在感ある実力派俳優陣たちが多数出演します。

2010年秋に三宅島でロケを行い、2011年2月に東京でクランクアップ。それから約1か月しないうちに東日本大震災が起こり、製作スタッフは「三宅島のことを風化させてはならない」「今こそ、この映画を完成させなくてはならない」という気持ちで完成させたようです。少年とロックという犬の友情を通して、家族のあり方や今では薄れつつある心のつながりを自分にも重ねてしまいそうです。まずは簡単なあらすじから書いてみたいと思います。

■あらすじ
三宅島は太平洋の小さな島。野山一家はそこで民宿を営みながら生活をしている。小学生の芯は、生まれたばかりの子犬に“ロック”という名前を付けてとても可愛がっていた。しかし、2000年8月、三宅島・雄山が大噴火してしまったために、野山一家は島の外に避難しなければならなくなった。そんな矢先、なんと芯が名前をつけて可愛がってたロックがいなくなってしまう。一家は慣れない東京での避難生活を始めるが、毎日を一生懸命に生きる希望は、必ず島に帰る、そしてロックは生きてる…ということだった。

そんなある日のことだった。芯たちは噴火災害動物救護センターで、ロックと奇跡の再会を果たす。しかし一家の住む避難住宅では犬は飼えない決まりだった。その間にも体調をくずしたロックはどんどん弱っていく。

島にはいつ帰れるかもわからない。色んな不安と葛藤の中、芯はある決意をする……。

■率直な感想
火山の噴火、避難生活、犬との絆、里親との感情。様々な要素がからみあった映画です。それらの要素をもう少し、わかりやすく描いてくれると嬉しかったかな。里親との兼ね合いが複雑な所で、まともに考えて解せない部分も多々あり。ここらへんはあまり考えず見るほうが楽しめるのかもしれませんね。でも、ここら辺の繊細なところ、意外と子供は気づくものです。
そこらへんの感情を理解させないまま描かれる感動シーンには感情移入出来ず。そこが少し残念ではありました。

犬はかなりかわいかったです。動物が出る映画でいつも疑問なのですが、彼らは自分が演技をしているのをわかっているのでしょうか。とか考えてしまいました。「わさお」のようなネイティブな演技の犬の方が好みだったりはしますが…、今回は関係なかったですね。良い発見は…。 エンディングがいい曲だったこと。そして主演の男の子が「わさお」的ネイティブな演技でよかったこと(爆)【でんすけ】