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映画 サンクタム 感想

映画「サンクタム」は2011年9月16日公開の映画です。 監督はアリスター・グリアソン。製作総指揮、ジェームズ・キャメロン。出演は、リチャード・ロクスバーグ、リース・ウェイクフィールド、ヨアン・グリフィズ、アリス・パーキンソン、ダン・ワイリーなどです。 洞窟に閉じ込められた探検家たちのサバイバルを描いた物語ですが一体どんな作品になっているのでしょうか。今回は映画「サンクタム」について率直な感想を書いてみたいと思います。

映画「サンクタム」は、水中探検家、映画作家のアンドリュー・ワイトが、かつてある洞窟に閉じ込められたという経験をもとにして出来た作品です。自然が作り上げたサンクタム(聖域)の中に閉じ込められてしまった人間たちが、今持っている装備のみでケイブ・ダイビングやケイブ・クライミングに挑戦し、どうにか生きる道を見出そうとする姿が描かれています。

リチャード・ロクスバーグ演じるリーダーのフランクが、これまでの経験と腕を頼りにメンバーを導こうとする姿は見どころです。 そして、製作総指揮は、「アバター」で監督を担当したジェームズ・キャメロン。監督は「男たちの戦場」などを手掛けたアリスター・グリアソン。 2011年4月22日公開予定だったが東北関東大震災の影響で公開延期していたこの作品。果たしてその評価やいかに⁉ まず始めに簡単なあらすじから書いてみたいと思います。

■あらすじ
パプアニューギニアの密林地帯にはとても神秘的な自然が広がっている。ケープ・ダイビングに長けたベテラン探検家のフランク・マクガイアは、この地にある世界最大の洞窟体系エサ・アラの洞窟に潜り、全体像を解き明かす調査チームを率いていた。 チームのスポンサーである大富豪の実業家カール・ハーリーの援助で資金を得てハイテクの装備を駆使しても、複雑に入り組んだトンネルがどこに通じているかは一向にわからず、メンバーは苛立っていた。特にフランクの17歳の息子ジョシュは、父によって強引に探検に参加させられた上に重労働を強いられる日々に、うんざりしていた。

カールはある日、登山家である恋人のヴィクトリアを連れて洞窟へやって来る。ジョシュは、2人をチームの前線基地まで案内する…。 そのころフランクは、“悪魔のくびき”と呼ばれる地点から続くトンネルを発見する。しかしバディを組んでいたジュードにエア漏れが発生し、彼の懸命の救出もむなしく、彼女は帰らぬ人となってしまう。チームのフランクへの不信感は高まり、地上との通信状態の悪化もあり、フランクは前線基地からの撤退を決断する。彼らが撤退の準備をする間もなく、突如巨大サイクロンが上陸し、逆流した川の鉄砲水が洞窟内に流れ込んでくる。フランク、ジョシュ、カール、ヴィクトリア、フランクの盟友クレイジー・ジョージはなんとか洪水から逃れるが、唯一の出口は塞がれてしまい、なんと通信手段も絶たれる。5人は、フランクが見つけた未知のトンネルが海へ通じている可能性を信じて、洞窟の先を進むのだった…

■率直な感想
実話を元にしているらしいですが、本当にこんな話があるのかと思ってしまいました。冒険ものならではのドキドキ感は味わえます。しかし、それが冒険のドキドキなのではなく、「いつ死人が出るのか」と言うスリルによるドキドキなのかもしれません。そう言った意味ではホラー映画とも言えるでしょう。作品としてのテンポは少し悪かったかな。大事な時に余計なセリフが入ってきたりで、ちょっと現実に引き戻されてしまうかも。どうせならとことんのめりこませてほしかったです。

映像はかなり奇麗。ここら辺はさすがキャメロンと言ったところ。人物にあまり魅力が無い点はマイナスなかな。ちょっとおバカな憎めないキャラがいたらよかったかも。総じると、名作とまではいかないけれど、パニックムービーが好きな人にはおすすめの映画です。しかし、実話と言われると怖いなあ…(爆)【でんすけ】