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映画 猿の惑星 創世記 感想
映画「猿の惑星:創世記」は2011年10月7日公開の映画です。 監督は、ルパート・ワイアット。出演は、ジェームズ・フランコ、フリーダ・ピント、ジョン・リスゴー、ブライアン・コックス、トム・フェルトン、アンディ・サーキスなどです。 本作で、ついに猿の惑星の“全ての起源”が描かれるということですが、果たしてどんな作品になっているのでしょうか。今回は映画「猿の惑星:創世記」について率直な感想を書いてみたいと思います。
映画「猿の惑星:創世記」は、人間が高度な知能を持った猿に支配される世界観を描いた「猿の惑星」の起源に迫るSFドラマです。『猿の惑星』シリーズ計5作、そしてティム・バートン監督によって作られたリメイク版を経て、本作でついに猿の惑星の“全ての起源”が明らかになります。
「猿の惑星」シリーズはいつも設定やラストが意外な結末になっており、もはや映画史に語り継がれる作品になりました。 遺伝子工学の実験で猿の知能が発達し、人間に反乱する過程が描かれます。監督は、ハリウッド注目のルパート・ワイアットが担当。さてこの、「猿の惑星:創世記」口コミでは一体どんな評価になっているのでしょうか。まずはあらすじから書いてみたいと思います。
■あらすじ
神経化学者であるウィルはサンフランシスコの製薬会社研究所に勤めている。そこで彼が実験用に観察していた一匹のチンパンジーに驚くべき知能が示された。そのチンパンジーには開発中のアルツハイマー病の新薬が投与されていたが、突然暴れ出し、警備員に射殺されてしまう。だがそのチンパンジーは妊娠しており、ウィルは生まれたばかりの赤ん坊を自宅に連れ帰り“シーザー”と名付けて育てることにする。
3年後、ウィルのもとで元気に育ったシーザーは、家の中を自由に駆け回るようになった。そしてウィルとシーザーとの間には強い絆が生まれており、同時に母親のチンパンジーの特殊な遺伝子を受け継いだシーザーは、類いまれな“知性”をすこしずつ発揮し始める。
それを見たウィルは新薬が脳を活性化させる効果を確信し、研究所から持ち出したその薬をアルツハイマー病の父、チャールズに投与した。翌朝になると、チャールズはそれまで悪化していた病状が嘘のように回復した。
5年後。ウィルは動物園の獣医キャロラインと相思相愛の仲になり、体長5フィートにもなったシーザーは、より複雑で多様な感情を表すようになっていた。そんな時、チャールズが再び病状悪化の兆候を示し、隣人とのトラブルを引き起こす。シーザーはその様子を屋根裏部屋から見ており、チャ-ルズを助けようとしてその隣人を傷つけてしまう。そして霊長類保護施設に入れられることになった。檻に閉ざされた施設で、シーザーを待ち受けていたのは飼育長の陰湿な虐待だった。
その一方で、なかなか施設内の猿のコミュニティに溶け込めずにいたシーザーは、チンパンジーの群れを率いるボスとの争いに勝利し、全ての猿たちをひとつのグループにまとめ上げていく。その頃、ウィルはより強力に改良した新薬の実験を行うが、猿への投与中に薬を浴びたウィルの同僚が原因不明の体調不良を訴えた後、夥しく出血、謎の死をとげる。ウィルは施設を訪れるが、シーザーはウィルが差しだした手を拒絶した。知性に目覚め、人間の愚かさに失望し、ウィルさえも想像できない驚異的な進化を遂げたシーザーは、このときすでにある決意を固めていた。やがて高い知能を駆使し施設から脱出したシーザーは、今や固い絆で結ばれた仲間のチンパンジーらと共に、人類との壮大な全面戦争へとなだれ込んでいく……。
ふう、かなり力の入ったあらすじになってしまいました。
■率直な感想
今作は猿の視点で物語が語られます。初代オリジナル バージョンとは違い、感動を誘う映画になっている点が意外でした。
ティムバートンの猿の惑星とも違い、しっかりと丁寧に練られている印象。
猿目線からの回想シーンで始まり、猿目線で物語が展開。見ている方もだんだん旧作にとらわれなくなり、見終わる頃にはすっかり「猿側」に感情移入してしまいます。
差別や侵略など、序盤から結構ハードに描かれるので、単なるアクションエンターテイメントではない事がすぐにわかります。
種の生き残りや差別についても考えさせられるので、 気軽に見たい方は注意かも。逆にそういう側面がある事を覚悟して見に行けばなかなかお腹いっぱいになる良作です。
シーザーを中心に感動のエピソードが展開されるのでほとんどの人が心にぐっとくるのでは。 むしろ、人間が演じるより、結果的にはCGを使った猿の視点が良かった気がします。それだけCGの出来も良く、ビジュアル面でも質の高い作品でした。
うん、これはまったく新しい猿の惑星だ。
初代のファンを戸惑わせるどころか、納得させてしまうヒューマンドラマ(猿のドラマですが…)と言っても過言ではありません。ファンでなくても見て損は無いでしょう。
難点は、ウイルスの設定等、いくつか不自然な点があること。ここら辺は強引に感動に持って来ている感も無くはありません。そこがちょっと残念だったかな。 とは言え、音楽、映像、ストーリー的にレベルが高いおすすめの映画です。
それにしても…、試写会に我らが姉貴、澤穂希を呼んだの誰だよ!!(爆) 【でんすけ】