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映画 SUPER8(スーパー8) 感想
映画「SUPER8」は2011年6月24日公開の映画です。出演はエル・ファニング、カイル・チャンドラー、ロン・エルダード、ノア・エメリッチ、ガブリエル・バッソ、ケイティ・ロウズ、ザック・ミルズなどです。 製作総指揮は「トランスフォーマー」などのスティーヴン・スピルバーグそして監督は「スター・トレック」などのJ・J・エイブラムス。二人がタッグを組んで創るSF大作ですが果たしてどんな作品になっているのでしょうか。今回は映画「SUPER8」について率直な感想を書いてみたいと思います。
アメリカ政府が秘密軍事施設エリア51から“何か”を輸送していた途中、列車が脱線し、大事故になってしまい、自主映画制作中の少年たちがその極秘事項を撮影してしまったことから大事件に巻き込まれてゆくというストーリー。J.J.エイブラムス監督自身がスティーブン・スピルバーグにオファーして完成したこの作品。あらすじを見る限り、個人的に面白そうだと思うのですが、一体どんな評価がされているのでしょうか。まず始めに簡単なあらすじから書いてみたいと思います。
■あらすじ
それは1979年の夏。少年ジョーは父とオハイオの小さな町で暮らしている。ジョーの父は保安官だ。ある日の夜、8ミリ映画の撮影をするために、仲間たち5人と家を抜け出した。だがその撮影中に、米軍の貨物列車の大事故を目撃してしまう。そしてカメラには“何か”が映っていた。それはアメリカが絶対に秘密にしなければならないことで、政府の指示によって秘密軍事施設“エリア51”からその“何か”を輸送する途中だったのだ…。しかし、少年たちは事故現場に8ミリフィルムの空き箱を落としてしまう。それを発見した米軍は、極秘情報が何者かに目撃されたと判断して町中を捜索し始める。
やがて、町では不可解な出来事が続けて起こるようになる。 町から犬たちが消え、そして9人が行方不明になる。さらに、少年たちが事故現場から持ち帰ってきた謎の白いキューブが不思議な動きを始めた。その時、少年たちは全てを目撃し、真実を探しに行こうと決断するのだった……。
■率直な感想
まず、エル・ファニングの演技が素晴らしかったです。なんと言うか、夢のあった80年代の映画を彷彿とさせます。ETしかり、グーニーズしかり。
内容も80年代、名作テイストがたくさんちりばめられていて、これまた夢がありました。友情、未知への挑戦、恋愛、冒険。それらが雪崩のようにやってきては心をつかんで去って行く。それが全編を通して訪れます。そのどれもが夢に満ちたもので、大人心を童心に帰す作用があり、単純に良い映画でした。
一方で不満も無いわけではありません。すでに書きましたが、多くの要素をつめこみすぎて、収集が出来てない印象もありました。前半のドキドキ感こそ秀逸でありましたが、後半に行くにつれやや大味に。すでにどこかで見たようなシーンも多く(これは賛否両論)大人には多少退屈な部分もありました。もう少し倫理をはみだした強引さも欲しかった所です。ラストにいたっても収集していない感があり、もう少し丁寧に作ってくれればまだまだ名作になったはず。
まあ、総じて言えばレベルの高い作品です。多少の矛盾にも目をつぶって、思いっきり童心に帰るのが良い見方かと。思えばグーニーズも、インディージョーンズも、矛盾していて、かなり大味でしたもんね(笑)
家族でも安心して見られる内容なので、親子で見るのもおススメです。自分は一人で見る派なので、一人で見ました。だって、終わったあとの意見交換がうざくて…。はい!なんでもありません。【井出】