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映画 豆富小僧 感想

映画「豆富小僧」は2011年4月29日公開の映画です。総監督は杉井ギサブロー。声の出演は、深田恭子、武田鉄矢 、松平健、小池徹平、大泉洋、宮迫博之 、平野綾、はるな愛、壇れいなど。 京極夏彦の原作小説を映画化した作品ですが果たしてその評価やいかに?!今回は「豆富小僧」について率直な感想を書いてみたいと思います。

映画「豆富小僧」は京極夏彦の小説「豆腐小僧双六道中ふりだし」を原作に、手書きアニメと3DCGアニメを合わせて映画化したものです。ちなみに京極夏彦は世界妖怪会員でもあるようです 。世界には私たちが知らないものがたくさんあるのですね…。

この映画は、豆富小僧はもちろんのこと、昔ながらの妖怪たちが出てくる冒険ストーリーになっています。妖怪なのに何もできない半人前の豆富小僧が、現代を舞台にして人間たちと出会ったり、人間を操ろうとしている狸たちと対決していく姿などが描かれているとのこと。 3Dの効果を最大限に活かした、妖怪vs狸たちの戦いのシーンは迫力満点でみどころのひとつですが、注目すべきはその声。妖怪たちの声を深田恭子、武田鉄矢、小池徹平など豪華俳優人が演じているのが特徴です。京極夏彦の原作がどのように生まれ変わるのでしょうか?まずは簡単なあらすじから書いてみたいと思います。

■あらすじ
豆富小僧は妖怪だけど、豆腐をお盆に乗せて立っているだけの妖怪。笑われてばかりで人間を怖がらせるどころではない。ある日、父親の妖怪総大将の見越し入道に叱られた豆腐は家出をしたが、妖怪の敵である狸一族に騙されてしまうのだった。そしてお目付役の達磨先生と一緒にお堂に閉じ込められてしまう。やっとお堂から出られたと思ったら、なんとそこは200年後の現代の東京ではないか。すっかり変わってしまって、妖怪たちの姿は全く見えなくなっていた。豆腐はどこかに妖怪たちがいないかと捜してまわり、やがて妖怪を見る事ができる人間の少女・アイと出会うのだった。

■率直な感想
まず、声の印象から。深キョンが声優と言う事で、ちょっと不安だったのですが、意外とマッチしていて、かわいらしい豆富小僧を演じきっていました。足のサイズがデカい深キョンがトーフ小僧。しかし、ミスマッチとはなりませんでした。まあ足のサイズは関係ないです。すいません(爆)

平野綾もさすがの安定感。しかし武田鉄矢は…金八っつぁーーーん!まさにいつもの武田鉄矢でした。まあ、あの粘りのある低域がこの人のいいところでもあるのですが。

ストーリーはコミカルなだけでは無く泣ける要素も。特に死神のやりとりが秀逸で、要所要所に笑いどころがありました。それをねらって大泉洋を使ったのでしょうね。 泣ける要素はネタばれになるのであまり書きませんが、子供でも十分感じられる「泣きポイント」でしたので、子供にも安心して見せられる映画です。

っと、ここまでは良いところを書きました。ひとつ難があるとすれば、映像です。CGは頑張っている印象がありましたが、まだ雑な感じが否めず(特に人間)。「あらしのよるに」の様に味があれば「そういうものか」と思えたのですが、それも感じられず。ピクサー作品に慣れた目ではちょっと古臭い感じがしたかな。制作に時間が無かったのかもしれまえんが、もっとやれるはずです、日本のCG!その点には業界全体に期待したいところです。【でんすけ】