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映画 プリンセス トヨトミ 感想

「映画「プリンセス トヨトミ」は2011年5月28日公開の映画です。監督は鈴木雅之。出演は、 堤真一、綾瀬はるか、岡田将生 、沢木ルカ、和久井映見、中井貴一 などです。万城目学の小説を映画化した作品ですが、一体どんな作品なのでしょうか。今回は映画「プリンセス トヨトミ」について率直な感想を書いてみたいと思います。

映画「プリンセス トヨトミ」は 「鴨川ホルモー」などの万城目学による同名小説を、映画化したものです。監督は「HERO」などを手がけた鈴木雅之監督で、「豊臣家の末えいが生きていた」「大阪は独立した国家だった」という奇想天外な設定の歴史ミステリーに仕上がっています。 「SP 革命篇」の堤真一、「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」の綾瀬はるか、「雷桜」の岡田将生など出演者も豪華キャストが顔をそろえています。 また、壮大な歴史を背景にした世界観のエンディングテーマ曲を、アイルランドの人気女性4人グループ「ケルティック・ウーマン」が包みこむように歌い上げているところも注目です。では簡単なあらすじから書いてみたいと思います。

■あらすじ
それは7月8日金曜日、午後4時だった。大阪が全停止したのだ。遡ること4日前の月曜日。大阪に東京から3人の会計検査院調査官がやって来た。そのうちの一人、松平元は税金の無駄遣いを許さず、調査対象を徹底的に追い詰め“鬼の松平”として怖れられている。鳥居忠子はその部下で、生まれつき持ち合わせた勘の良さで大きな仕事も難なくこなす事から“ミラクル鳥居”と呼ばれている。そしてもう一人は日仏のハーフでクールな新人エリート調査官、旭ゲーンズブール。彼らは大阪での実地調査を順調に進め、次の調査団体のある空堀商店街を訪れる。訪れた商店街には、ちょっと変わった少年少女がいた。お好み焼き屋「太閤」を営む真田幸一と竹子夫婦には真田大輔という一人息子がいた。大輔は、女の子になりたいと一人悩みを抱えていた。大輔の幼なじみの橋場茶子は、大輔とは正反対に男っぽい性格でいつも大輔を守っていた。そんな商店街を訪れた調査員一行は、財団法人「OJO(大阪城跡整備機構)」に不信な点を感じる。しかし、何度も徹底的な調査を重ねるが、経理担当の長曽我部にかわされてしまい、仕方なく諦め始めた鳥居も「これでOJOが嘘をついているとしたら、大阪中が口裏を合わせていることになりますよ」と不満をもらす。そのとき、松平がある考えを思いついた。「そうだ、大阪の全ての人間が口裏を合わせている……」意を決して再びOJOを訪れた松平の前に現れたのは、あのお好み焼き屋の主人・真田幸一だった。そして彼は「私は大阪国総理大臣、真田幸一です」言う。その言葉に松平は耳を疑った…。

■率直な感想
まずそのとんでも設定になじめるかどうか。それにつきます。その点は役者の演技が安定しているので、まずまず感情移入出来るのではないでしょうか。
肝心のストーリー。もうすこしおバカで子供っぽいテイストかと思っていたら意外や意外、スリリングで、真面目な展開になっています。演出も過度な盛り上げもせず、先を考えてドキドキする時間が多し。大人の方が楽しめるかな。
親子の描き方、仕事に対する姿勢、親子関係など、感動する要素も結構あります。最終的にはトンデモ設定を忘れ、見入ってる自分がいました。

うん、悪くないな。奇をてらっている様でしっかりしている。設定の「大阪国」に違和感を感じなければ楽しめる作品でしょう。しかし堤さん。最近は話題になりそうなぶっとんだ作品に出演していますね。「メトロに乗って」ではちょっとシリアスすぎて物足りなさを感じましたが、今回はかなりいい感じです。ま、そもそも設定が違うんだけど…(爆)【でんすけ】