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琴浦さん 個人的感想

「琴浦さん」はえのきづによるマンガ作品で、ウェブマンガ投稿&共有サイト「マンガ★ゲット」主催の「Manga Of The Year 2009」最優秀賞受賞した作品です。ウェブコミック掲載サイト『マンガごっちゃ』にて、『琴浦さん漫画』というタイトルで連載中です。アニメ「琴浦さん」は2013年1月から1クール全12話放送されました。

まずはあらすじから見てみましょう。

主なあらすじ

琴浦春香(ことうらはるか)は冷めた目で翠ヶ丘高校での転校初日を迎えました。彼女は自分の意思とは関係なく人の心を読んでしまう能力を持っていたため、他人に心を閉ざしていました。それは幼いころの経験があったから。子供の頃、そう、まだ心の声と本当の声の区別ができていなかった頃の頃です。家族や友人から聞こえてくる心の声をありのままに口にしてしまっていた春香。そのせいで友人離れ、家族もバラバラになってしまいました。

心を閉ざし続けていた琴浦さんは隣の席になった真鍋 義久(まなべ よしひさ)との出会いで変化していきます。心の中がダダ漏れの真鍋には心を読む必要がなかったのです。「友人」と一緒にいる時間を大切にするようになっていった琴浦さんでしたが、真鍋に思いを寄せる森谷 ヒヨリ(もりたに ヒヨリ)に逆恨みされ……

●ぶっちゃけ感想
あらすじからも分かるように話の軸となるのは人の心を読めてしまうことの障害と、人間の心の弱さです。琴浦さんを忌み嫌う人たちに反感を抱いつつも、全否定できない自分がいました。「エロの貴公子」真鍋が琴浦さんの恥ずかしがる姿を見るためにエッチな妄想をして笑いを取るシーンや、わざと片言で話すキャラクターたちに薬とできる場面も多いです。

でもやはり、琴浦さんのヒア系を考えると、心がずしりと重くなります。

そんな琴浦さん、決して誰かを恨むようなことはしませんでした。謝れば許容し、場合によっては能力を持つ自分が悪いと塞込むほどです。他人の傷を理解して自らが前に出ていく勇気を持っているのが好印象。彼女の可愛らしさと強さはきっと胸打つものがあるでしょう。

と、全体的には琴浦さんのキャラ勝ちアニメといったところでしょうか。茶色のセミロングに大きな目。ヒロインキャラとしては決して特徴のあるルックスではありませんが、低身長、狭肩幅、そしてやや短足と、一定数の男性の心はしっかりつかむポイントを心得ております(爆)。 【あんず】