menu

デイダラ キャラレビュー

『NARUTO -ナルト-』は岸本斉史の漫画作品で、1999年から少年ジャンプにて長期連載されている人気漫画です。その人気ぶりは日本だけにとどまらず、世界でも広く認知されるなどで、ワンピースと並びジャンプの2枚看板とも呼ばれています。そんな「ナルト」には魅力あるキャラが沢山出てきます。ハッキリ言って主人公のナルト以外のキャラ人気の方が高そうな気がしますが…。今回はその愛すべきキャラクター達のキャラレビューを勝手にしちゃいましょう。
※作品の感想はこちら

  • デイダラ
  • 岩隠れの抜け忍で暁の最年少メンバー。粘土造形師として高く評価されていた。岡本太郎に影響された台詞が多い。
  • アニメでの声優　川本克彦
  • 名言「血統に恵まれただけの勘違いヤローが」

●キャラレビュー

金髪碧眼の中性的な可愛らしい見た目に、手のひらにある不気味な口がかなりのインパクトを読者に与えたデイダラは、予想をはるかに超えた人気にびっくりした読者も多いのではないでしょうか？登場後の人気投票では２回ともトップ１０内で、一度は主人公であるナルトを超えて３位になるほどです。

日本を代表する芸術家である岡本太郎さんの名言に影響された台詞を言ったり、芸術家気質の変わった性格と、起爆粘土を使用した変わった戦い方がデイダラの主な魅力だと思いますが、もっとコアなデイダラファンにとってデイダラの魅力は、隠れたコンプレックス持ちであることなのかなと思います。過去に嫌な経験をしているのか、ただ単に気に入らないだけなのかそこは明確になっていませんが、サスケに対して「血統に恵まれただけの勘違いヤロー」と言ったり、土影に対して「俺の芸術をバカにしくさったじじい」と言ったりしています。

特に血継限界に対するコンプレックスは相当なものなのか、イタチにも確執があったようですし、サスケに対してかなりの殺意とこだわりがありました。これに関しては、サスケにイライラしている読者はデイダラにかなり共感したのではないでしょうか。上記の台詞も「よく言った！」「スッキリした！」という意見がネットでちらほら見られます。

デイダラは一見は芸術家として、忍としてかなり自信のあるように見えます。ですが大きな自信の中にコンプレックスという弱さを持った男性に優しくしてあげたくなる、という女性は多いので、デイダラのファンに女性読者が多いのもなんだか頷けます。

ただ、デイダラの起爆粘土を使用した戦闘は、Ｃ１、Ｃ２、ＣＯなどちょっと記号が分かりにくかったり、スコープを使っていたり、NARUTOの独特な和の世界を完全に無視してしまっているのでちょっとした違和感があります。それが芸術家っぽいと言えばそうなのかもしれませんが、粘土造形自体は和らしくて良い発想だと思うので、技名がもうちょっと違ったらなぁといった希望が少し残りますね。まあ、それもクールと言えばクールなのかもしれません。C1～C2と、まるで地下鉄の出口の様ですしね（爆）

ちなみにちょとドジなところのあるデイダラ、カブトの転生術で復活した時もやはりドジでした。【ことひめ】