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綱手 キャラレビュー

『NARUTO -ナルト-』は岸本斉史の漫画作品で、1999年から少年ジャンプにて長期連載されている人気漫画です。その人気ぶりは日本だけにとどまらず、世界でも広く認知されるなどで、ワンピースと並びジャンプの2枚看板とも呼ばれています。そんな「ナルト」には魅力あるキャラが沢山出てきます。ハッキリ言って主人公のナルト以外のキャラ人気の方が高そうな気がしますが…。今回はその愛すべきキャラクター達のキャラレビューを勝手にしちゃいましょう。
※作品の感想はこちら

  • 綱手
  • 「伝説の三忍」の一人。医療忍術のスペシャリスト。初代火影の孫で、五代目火影。ちょっとだらしない性格。
  • 実年齢は50を超えているが、術により容姿を若い女性に保っている。
  • アニメでの声優 勝生真沙子
  • 名言「いい男になりなよ…そして立派な火影にな!!」

●キャラレビュー

初登場時は50を過ぎた歳なのに、術で若い姿を保っている、なんてただおばさんを出したくないだけで設定がちょっと無理やりなのでは…なんて思いもしましたが、ちょっとアンチが多いNARUTO女性キャラクターの中でも一番見ていて気持ちのいい女性キャラクターだと思います。

初期では大切な恋人、弟を続けて失ってしまった傷もあってか、自暴自棄でナルトを否定したりもして、ちょっと読者の反感を食らった時もあったと思います。しかし綱手は伝説の三忍と呼ばれる忍者。ただのキャラクターではありませんでした。見た目は美人でスタイル抜群なのにギャンブル狂で大酒飲み、しかもだらしないところが多々あるので完璧ではないところが憎めなくなった人が多くなったことでしょう。

作中では気性が荒いだの、人使いが荒いだのマイナスなところばかり指摘されている綱手ですが、女性としてちょっと欠けるものが多いところが綱手の魅力でもあります。頭の回転は良く、火影として里のトップに立つカリスマ性はしっかりあるのでかっこよさも感じますね。戦い方も持ち前の怪力と気性の荒さで、相手を倒す姿はストレスの溜まった読者にとってかなりスッキリするものでしょう。男性顔負けの戦闘力と人の上に立つカリスマ性や媚びない性格は、鋼の錬金術師のオリヴィエ・ミラ・アームストロング少将にちょっと似ていると思います。彼女も美人で胸が大きいですからね(笑)。

話の流れ上、今ナルトがかつての自来也、サスケが大蛇丸、そしてサクラが綱手というように当てはめられていると思うのですが、ちょっとサクラと綱手は違うような気もします。サクラは自来也にも綱手2号と認められていますが、綱手は里のどのくノ一にも超えられない何かを持っているんですよね。基本的にNARUTOの女性キャラクターは気が強く、頑固であることが多いのですが、綱手には仲間思いの暖かい部分の反面、どこか冷たいクールな部分が存在していると思います。サクラやいのはまだまだ子供というか、感情に負けてしまう幼さがあるのですが、綱手にはそれがほぼ無いように感じます。うーん、年の功ですかね(笑)。そんな綱手、自来也の口説き?に対して一度頬を染めて動揺するシーンもあるように、ちょっとツンデレなところもあります。普段が勇ましいだけに、そのギャップに萌える綱手ファンも海外には沢山いるとか、いないとか。【ことひめ】