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クロコダイル ワンピース
『ワンピース』は尾田栄一郎の漫画作品で、1997年から少年ジャンプにて長期連載されている人気漫画です。その売り上げは「国内単行本売り上げ史上最速1億冊突破」など、今世紀最初の大ヒット漫画と言っても良いでしょう。ワンピースには魅力あるキャラが沢山出てきます。今回はその愛すべきキャラクター達のキャラレビューを勝手にしちゃいましょう。※作品の感想はこちら
●クロコダイル キャラレビュー
サー・クロコダイル。9月5日生まれの44歳。身長253cm。
クロコダイルはワンピースにおいて、主人公、麦わらの一味に立ちはだかる最初の大きな壁でありました。懸賞金が8100万ベリーと、七武海においても飛びぬけて低いのですが、序盤に出会う敵としては高いものでした。七武海以前のままで金額が止まっていること、危険度が低いと政府にみなされていたことが原因で低いとも作者も述べています。クロコダイルに限った事ではないのですが、懸賞金=強さとは必ずしもならないようです。ドラゴンボールで言うところの戦闘力とは違うみたいですね。
クロコダイルはのちにルフィと協力してインペルダウンを脱獄することになります。さらにマリンフォードの大戦でもルフィの側に立って海軍の邪魔をしています。彼がいなかったらルフィは大戦で死んでいたかもしれません。アラバスタ戦ではあんなにひどいことをして来たのに…。
実はここにワンピースの面白さがあります。一度倒したら終わりではなく、かつての敵が仲間になる。ジャンプ作品ではおなじみの手法で、ドラゴンボールのべジータも大人気だったのは知ってのとおりですね。
しかしワンピースはまだひと癖あります。仲間として同行するのではなく、あくまで場面場面に助けに入る元ライバル達。彼らは単にジャンプ的手法にそっているだけでは無く、ルフィの「運命を味方につける能力」にひかれているからと言っても過言ではありません。多くのジャンプ漫画が「主人公最強」であるのに対し、ワンピースは「主人公最強」漫画ではないため、どうしても仲間の助けが必要になる漫画。その主役のルフィの最強の武器こそが「運命を味方につける能力」であり、そこにワンピースの面白さがあるの気がします。ちょっと話がそれましたね。
クロコダイルは大物としての風貌があります。多くの人が海賊に思い描くあの右手のフック。あの手をクロコダイルに与えたことからも作者に愛されているキャラと言えるでしょう。フィギュアの出来も良く、なかなかインテリジェンスな顔をしていますので、女性にも人気があります。でも、やっぱり男性かな、ああいうべジータ的なのが好きなのは(笑)
男気だけで生きてそうなMr.1 / ダズ・ボーネスが心酔しているところからもそう思います。
そんなクロコダイルですが、巷では女性説がささやかれています。その根拠はイワンコフの態度。作中では性別転換を可能とするイワンコフが彼の弱みを握っている様子があり、それに対して何とも言えない表情をするクロコダイルの描写があったのが主な理由です。
実際はどうなのかはまだ不明ですが、伏線の多い作品だけに、可能性はあるでしょう。【でんすけ】