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映画 ハリーポッターと死の秘宝PART1 感想

映画「ハリーポッターと死の秘宝PART1」を見た
映画「ハリーポッターと死の秘宝PART1」は2010年11月19日公開の映画です。監督はデヴィッド・イェーツ、出演はダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、ルパート・グリントなどです。いよいよシリーズ最終章となる第7巻。首を長くして待っていたファンも多いのでは?今回はそんな評価の気になるハリーポッターと死の秘宝について率直な感想を書いてみました。パート2感想はこちら

■あらすじ

「ハリーポッターと死の秘宝」はハリーポッターシリーズでは最終章になります。原作を読んでいる人ならわかると思いますが、映画一回分の長さでは収まらないようで、最終章は二部構成になっています。 第二部の「死の秘宝PART2」は2011年7月15日公開。 いよいよハリーたちがヴォルデモートを倒す旅に出る最終章。まずは簡単なあらすじからたどってみましょう。 ●あらすじ ハリー、ロン、ハーマイオニーはヴォルデモート卿の抹殺という使命のため、その鍵となる“分霊箱”を探していた。3人にはこれまでよりも硬い結束が必要だった。なぜなら彼らにはもう、守ってくれる人も導いてくれる師も失ってしまったからである。しかし残酷なことに固く結束していたはずの彼らの絆は、闇の力によって引き離されてしまう。安全だと思っていた魔法界はもはや危険な場所になってしまっていたのである。 ヴォルデモートが復活してしまった今、魔法省だけでなく、もはやホグワーツ魔法学校も死喰い人に支配されている。ハリーたちは分霊箱の手掛かりを探しているうちに、“死の秘宝”の伝説に出会うことになる。その古い物語に記されたその伝説が本当なら、ヴォルデモート卿は分霊箱以上の力を手に入れることになるかもしれなかった。ハリーは、“生き残った男の子”になった日から、運命は決まっていたのだ。初めてホグワーツの門を通った日から今まで積み重ねてきたものは、ヴォルデモートとの決着の日のためだった。

■率直な感想
まずは原作との違いから。今回の物語は正直原作をどう料理するのかが心配でした。今までで一番わかりずらい気がしたからです。原作を読んでも理解するのが難しい部分を、どう映画化してくれるのか。この点は大いにクリアしていました。映画の方がずっとわかりやすく、テンポが良かった。やはり映像で見せてくれた方がその世界観を表現出来るのかもしれません。この点ではノルウェーの森の様な映画とは逆のパターンですね。もちろん、泣く泣くカットされていたシーンもありますが、テンポを考えれば仕方がないのでしょうね。

ストーリー的にはちょっと物足りなかった部分もありました。物語の収集を自作のパート2にゆだね過ぎているので、当然パート1だけでは理解できません。あくまでもセットとして見るべきでしょうね。。。乱暴にいってしまえば、今までのハリーポッターを見ている方なら、今作をすっとばしてパート2だけを見ても入っていけるでしょう。

特筆すべきは役者達の成長。ハリー、ハーマイオニー、ロンはもう賢者の石の時の彼らではありません。ストーリーのシリアスさもあって、別テイストな作品に。「ETからダークナイトへ」と言ったら言い過ぎなのかもしれませんが、そんな感じ。ハリー達も子供から青年になっていますので、今作でラストを迎えるにはちょうどいいのだろうなあ。

学校が舞台で無くなり、ハリーを狙う敵も本気で殺しにかかってくる。恐怖VS勇気。様々な要素が前半から入り乱れています。対決シーンが多いので、かっこよさと言う点では今までのものよりも上。少年ロマンに溢れていた賢者の石とは違いますが、決してドキドキ感が薄れているわけではないので、その分では子供も大人も楽しめる作品になっています。スリルと興奮を味わいたいなら是非見るべきですが、ストーリーの完結だけを味わい方はパート2のみでもありでしょう 。【でんすけ】