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茶度泰虎（チャド）　キャラレビュー

『BLEACH（ブリーチ）』は、2001年から週刊少年ジャンプにて連載が開始されたコミックです。作者は久保帯人。アニメ化は勿論のこと、劇場版での上映もされるほどの人気作品。その他ゲームの発売、パラレル要素の単行本化、更にはミュージカルでの実演など、多岐に渡って市場を広げる驚異的人気で、魅力的キャラも多数登場します。今回はそんな「BLEACH（ブリーチ）」のキャラ達について、ぶっちゃけ感想を書いてみました。
※作品の感想はこちら

  • 茶度泰虎（チャド）
  • 通称、チャド。
  • 一護の親友。徐々に霊感が強くなっていった。
  • 一護にフルブリングのきっかけを与えた。
  • 性格：感情を大きく表すことがない寡黙な高校生。心優しく情にも厚い人物。
  • 容姿：背が高く大柄。癖の強い髪は目にかかっている。浅黒い肌はメキシコ人の血が流れているため。
  • アニメ版声優：安本洋貴
  • 名言：「俺の心にあったのは誇りだけだった」

●キャラレビュー

一護が心を許す仲間。中学時代に不良に絡まれていた所を一護に助けられ、それ以来二人は親友となりました。メキシコ人の祖父を持つチャドは、その容姿から度々いじめを受けてきました。常に暴力によって相手を蹴散らしてきた彼でしたが、ある日祖父の教えを聞いてからというもの、己のために振るう暴力を自らに禁じました。そんな中で一護と出会ったときに、彼は一つの約束を交わすことになりました。自分のための暴力がダメなら、これからはお互いのために拳を振るおうと。男と男の友情というヤツです。

出会いからしていきなり熱い。早くも泣けてきます。ルキアが処刑の危機に晒された際にも、その約束は有効のままでした。一護が助けに行くからというたったそれだけの理由で、自分もソウル・ソサエティに突入することを即決した彼。仁義に誠実な性格は、この上なく男らしいです。

チャドの戦い方は、霊圧と力技の混合型といった感じです。鎧を纏った「変化した右腕」を使い、敵に向かって放撃します。そしてこれの進化版が、「巨人の右腕」。これを使えるようになった時、彼の心にあったのが誇りです。散々苦労させられた原因である浅黒く屈強な腕が、その時のチャドにとっては大切な者を守るための武器になっていました。結構深い話です。

一護が死神の能力を失い塞いでいた時には、チャドは誰よりもその心境を理解していたのだろうと思います。フルブリングの発動に手間取る一護に対し、チャドは自らの誇りを叫びました。この右腕が俺の誇りだ。お前の誇りは死神としての力だろうと。一護は彼のことをとても信頼しています。それだけに「月島さん」に記憶を塗り替えられた時は、非常にショックだったことしょう。普段は無口なくせに、要所になると物凄くイイ事を言う人です。彼の言動は決して見逃せません。

ハンターハンターの「ゴレイヌさん」同様、ネタにしやすいその存在はネット上での人気も高く（別の意味で）、「久保帯人が●●を書いたらありがちなこと」等のスレッドには決まっていつも登場します。例えば「久保帯人が試験官だったらありがちなこと」では試験を受けたと思ったら「気がつけばチャドの消しゴムが無くなった」「気がつけばチャドの合格が無くなった」など、不遇なネタが多いながらも登場回数が多いこと（爆）。彼が愛されていることがわかりますね。【わこ】