menu

斑目一角　キャラレビュー

『BLEACH（ブリーチ）』は、2001年から週刊少年ジャンプにて連載が開始されたコミックです。作者は久保帯人。アニメ化は勿論のこと、劇場版での上映もされるほどの人気作品。その他ゲームの発売、パラレル要素の単行本化、更にはミュージカルでの実演など、多岐に渡って市場を広げる驚異的人気で、魅力的キャラも多数登場します。今回はそんな「BLEACH（ブリーチ）」のキャラ達について、ぶっちゃけ感想を書いてみました。
※作品の感想はこちら

  • 斑目一角
  • 護廷十一番隊第三席。戦闘能力はかなりのレベルにある。更木隊長に心酔している。
  • 性格：戦いが大好きな荒っぽい気性。負けん気が強く男気もあり、非常に一直線な心根を持っている。
  • 容姿：見事なスキンヘッド。目元にラインが入っている。素行不良で無理矢理出家させられた坊さんみたいな風体。
  • アニメ版声優：檜山修之
  • 名言：「俺の望みは一つ。あの人の下で戦って死ぬ 」

●キャラレビュー

変な人と荒くれ者が集まっている十一番隊。一角はそこに所属しています。実力は隊長格と言える程なのですが、彼は敢えて第三席のままで過ごしています。全力で戦うことが大好きで、とにかく血気盛んな一角。現在の彼を形作っている戦いの流儀は、十一番隊隊長である更木剣八から学びました。実力的には隊長クラスに十分匹敵します。しかし尊敬する剣八の下に就きたいという思いだけで、定着してしまっている今の地位。けれどそれを勿体ないだなんて、そんな小さい事を思う彼ではありません。一角が欲しいのはステイタスなどではないのだと思います。尊敬する男の下で、自分が信じた戦いをする事が一番の喜び。こんなところでしょうか。

一角にとって、戦いの勝ち負けとは生きるか死ぬかのどちらかです。無謀ですけど芯の強い生き様ですね。そんな彼はかつて一護と戦ったこともありました。一護に深手を負わせながらも、最後は敗れてしまいます。「強えな」と吐き捨てながら負けを認めるその姿には、男らしさを感じずにはいられませんでした。フルブリング編では獅子河原と戦い、序盤はかなりの苦戦を強いられることになります。斬魄刀「鬼灯丸」を折られてしまったために拳で戦うことを選びましたが、全力勝負好きな一角にとっては嬉しい限りだったはずです。空中に飛べば話も早いはずなのに地上戦に徹し、獅子河原を真っ向から迎撃する彼。自分が剣八に心酔しているように、獅子河原もまた月島に憧れていました。根本の男気という面で通ずる部分のある敵だと思いますから、もしかすると一角は獅子河原を気に入ったのかもしれません。説教をする姿もまた、一段と熱がこもっていました。自分のやり方にプライドを持っているからこそ言える事でしょうね。しかしあれだけ特徴的な人物だというのに、キャラが多いせいか若干影の薄さはあるような気がします。これと言う見せ場がなかなか回ってきません。極端に偏ってみると、スキンヘッドの印象ばかりが強調されています。とは言えやはり、彼の男らしさはブリーチ内でもずば抜けていますが。【わこ】