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四楓院夜一

『BLEACH(ブリーチ)』は、2001年から週刊少年ジャンプにて連載が開始されたコミックです。作者は久保帯人。アニメ化は勿論のこと、劇場版での上映もされるほどの人気作品。その他ゲームの発売、パラレル要素の単行本化、更にはミュージカルでの実演など、多岐に渡って市場を広げる驚異的人気で、魅力的キャラも多数登場します。今回はそんな「BLEACH(ブリーチ)」のキャラ達について、ぶっちゃけ感想を書いてみました。
※作品の感想はこちら

  • 四楓院夜一
  • 四大貴族のうちの一つ、四楓院の二十二代当主。かつては二番隊隊長だったが、浦原の逃亡を手助けしたことにより失脚。
  • 性格:自由奔放の極み。時代劇の俳優みたいな言葉遣いをしている割に、内面は明るく活発。人をイジッて楽しむタイプ。
  • 容姿:健康そうな褐色の肌。長い黒髪のスレンダー美女。普段の姿はほとんどを黒猫で通している。
  • アニメ版声優:雪野五月
  • 名言:「まだまだお主ら如きに捕まりはせぬ」

●キャラレビュー

初登場は喋る黒猫だった夜一ですが、真の姿は元気一杯な女性です。一護に初めて人間の姿を見せた時は、完全に面白がっていたことでしょう。ついさっきまで夜一をただの猫だと思い込んでいた相手に、いきなり本来の女性の姿、しかも真っ裸を惜しげもなく晒すとは。清々しいまでに恥というものがありませんね。とっても愉快な人です。一護のように純情な男子高校生は、彼女にとって恰好の遊び道具になります。 そんな夜一ではありますが、一護にとっては師匠のような存在です。浦原と同様、彼女も一護を鍛えた人物のうちの一人でした。過去には色々とあったようで、幼馴染である浦原がソウル・ソサエティを逃亡する際、その手助けをしたことにより自らの地位を剥奪されました。自由奔放な肝っ玉姐さんは、義理堅い人情派です。しかしやはり、猫に変身するだけはあるようです。彼女の中身はとにかく自由人まっしぐら。気の向くままに行動するので見ていて飽きません。 すばしっこい身のこなしで溌剌としている姿は、まさに猫そのものですね。

戦闘時にもその俊敏さを生かし、忍者並みに素早いスピードで敵を翻弄させます。大抵使うのは「瞬閧」と呼ばれる技の一種で、「白打」という攻撃を繰り出します。隊長だった彼女の戦闘シーンは、瞬発力が全開で押し出されているので見ていて痛快です。とは言え、何かとズボラに生活できるからという理由で猫型を好んでいる夜一。うっかり服を着忘れるのもしばしばとの事ですが、その辺は「姐さん、ちょっと待って下さい」という感じです。頼りになってカッコイイ夜一ファンの私としては、いささか脱ぎすぎなのでは……なんて、思ったり思わなかったり…。 しかしまあ、そこが彼女の楽しい所なのでしょう。それでこそ夜一です。登場人物の多さと一人一人のキャラの濃さに押し潰されるあまり、主人公としての立場が危うくなっている一護で存分に遊んでほしいと思います。【わこ】