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キルア=ゾルディック キャラレビュー

HUNTER × HUNTERは『週刊少年ジャンプ』(集英社)誌上において連載されている人気漫画。1998年(平成10年)14号から、いくつもの休載をへて長期連載されています。作者は幽遊白書、レベルEなどで知られる富樫義博。2度にわたるアニメ化、OVA化もしており、根強いファンを獲得しています。今回はそんなHUNTER × HUNTERについて、超個人的レビューを書きたいと思います。
※作品の感想はこちら

  • キルア=ゾルディック
  • 初登場時の年齢は11歳
  • 必殺技 神速(カンムル) 落雷(ナルカミ) 雷掌(イズツシ)
  • 変化系の能力者。オーラを電気に変える能力
  • 声優 第一期のアニメ版 三橋加奈子 第二期のアニメ版 伊瀬茉莉也
  • 名言「ゴン、お前は光だ たまに眩しすぎて真っ直ぐ見れないけど それでもお前の側に居ていいかな・・・?」

●キャラレビュー

一族全員が殺し屋というゾルディック家の三男。幼い頃から一流の暗殺者に育てるため、 キルアの父、シルバの厳しい訓練に耐えてきたこともあり、 初登場時は、主人公、ゴンを上回る圧倒的な強さを誇っていました。ヒソカやギタラクル(イルミ)などは例外でしたが、 他の受験者よりも数段実力が上回っていたことは明らかです。
ハンター試験も超難関ということで、何となく興味本意で参加し、 第一次試験でゴン、レオリオ、クラピカと出会い、それから試験を通じて友情を深めていくことになります。 熱さとクールさを同時に合わせ持った性格で、普段はポーカーフェイス。 頭の回転も良く、瞬時に状況を判断する能力に長けています。 兄のイルミから勝てない敵には絶対に戦うなと教えられていたこともあり、 自分ではまったく歯が立たない兄イルミにゴンを殺すと脅迫されて、ハンター試験を自ら失格になったほどです。しかし、後に兄のイルミによって、頭に特殊な針を埋められ洗脳されていたことが明らかになります。
洗脳が解けた後は、これまでのキルアと違い、慎重ではありますが大胆な行動も取るようになりました。 また、心優しい一面もあり、寂しがり屋だったことが ゾルディック家の執事見習いのカナリアとの友情エピソードで描かれています。 年の近い友達のいなかったキルアにとって、初めて出来た友達がゴンだったのです。ハンター試験が終わり、ゴンたちが自分を訪ねて、ゾルディック家まで来てくれたことを凄く喜んでいました。それからはいつもゴンと一緒に行動していくようになります。

ゴンの無茶を止めるのがキルアの役回りでしたが、グリード・アイランドで出会った、 ビスケ(後の師匠)によって、自身の才能をさらに開花させていきます。 新しい念能力も覚え、グリードアイランドをクリアする頃には、 念能力を使えるプロハンター以上の強さを身につけていました。 ですが、キメラアント編ではその強さもまだまだだと言うことが明らかになり、 もう一度、ビスケと修行をすることになります。キメラアントとの戦いでも、 その慎重さと的確な状況判断で仲間のピンチを何度も救うことになります。 ゴンとは違い、いつもクールなキルアですが、内心はゴンと同じように仲間思いです。

こうして見るとキルアの性格はバランスは良いんですよね。クールなだけだと遊々白書の火影やドラゴンボールのベジータとかぶりそうですが、結構人間味あふれる性格だから独自の存在感を放っています。ルックスのキュートさもあり、女性にも大人気のキャラとして有名です。アルカに対するキルアの優しさに嫉妬して発狂した女性ファンがいるほど。富樫先生、こう言うキャラつくるのうまいなあ。一方でドヤ顔ショートギャグの「地獄のミサワ」にネタにされることもしばしば。「殺人鬼って言っても結局アマチュアじゃん」と言った台詞がドヤ顔に合うんですね…。