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クラピカ キャラレビュー
HUNTER × HUNTERは『週刊少年ジャンプ』(集英社)誌上において連載されている人気漫画。1998年(平成10年)14号から、いくつもの休載をへて長期連載されています。作者は幽遊白書、レベルEなどで知られる富樫義博。2度にわたるアニメ化、OVA化もしており、根強いファンを獲得しています。今回はそんなHUNTER × HUNTERについて、超個人的レビューを書きたいと思います。
※作品の感想はこちら
- クラピカ
- 初登場時の年齢は17歳
- 声優 第一期 甲斐田ゆき 第二期 沢城みゆき
- 必殺技 具現化した鎖 絶対時間
- 具現化系能力者 (緋の目発動時 特質系)
- 名言 「仮にお前達から秘密が漏れたとしても 私はもう 何一つ 後悔しない 私は いい仲間を持った」
●キャラレビュー
幻影旅団によって滅ぼされたクルタ族の生き残り。 世界7大美色の一つと数えられる「緋の目」を持つために幻影旅団に狙われたクルタ族ですが、 幻影旅団の一人であるウヴォーギンの話に寄れば、かなりの強さを誇る一族だったそうです。そのため、クルタ族の血を引くクラピカの力量はハンター試験前でもかなりの物だったと推測することができるでしょう。
初登場時から、博識な振る舞いに品性を感じられる言動、徹底した秘密主義。レオリオとまったく正反対で、クラピカとレオリオに呼び捨てにされたことが原因で、レオリオと外が嵐の中の決闘までしていました。
似たようなキャラといえば、すぐに幽遊白書の鞍馬を思い浮かべた人も多いのではないでしょうか。最初の印象は確かに鞍馬でしたが、後にその印象は大きく変わってきます。第四次試験で、レオリオが敵に狙われているのを知りながら、あえて放置して隙を窺う。復讐のためなら、旅団の元メンバーであったヒソカとも同盟を組むほどです。しかし、あまりにもプライドが高いため、二次試験でのメンチ試験官が出した料理「スシ」を文献から得た知識で作った時の採点で、レオリオと同レベルだとメンチに認定されたときにクラピカの絶望ぶりは半端ではありませんでした。ハンター試験編までは、クラピカはあくまでも知識担当といったところでしたが、 ヨークシンシティ編、幻影旅団編では主人公扱いでした。特に第一期のアニメ版のヨークシンシティ編のOPがとても出来が良く、あのOPから原作を始めてみた視聴者はゴンが主人公とかいっても、信じられなかったほどです(声優も良かった)。
幻影旅団編ではクラピカたちと幻影旅団による息もつかぬ復讐劇が展開されました。クラピカはその特殊な能力(旅団にのみ無類の強さを発揮する)でウヴォーギンを殺し、旅団は仇討ちに動きます。最後はパグノダという女性までクラピカは結果的に殺めてしまうことになりましたが、その時、自分が思っていた幻影旅団とのギャップの違いに多いに悩まされます。団長の念能力を一時的に封印したわけですが、クラピカの復讐はまだ終わっていませんし、 緋の目の奪還もまだまだです。そこからほとんど出番のなかったクラピカですが、ハンター協会会長選挙戦が終わり、ここから新世界に突入といったところで一瞬クラピカが登場しました。かれこれ何年ぶりの登場だろう。。これからの活躍が楽しみですが、冨樫先生はとあるインタビューで「旅団もクラピカもみんな死にます」と語っていることから、不幸な結末もありそうです。個人的には幸せになってほしいなあ。