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ビスケ

HUNTER × HUNTERは『週刊少年ジャンプ』(集英社)誌上において連載されている人気漫画。1998年(平成10年)14号から、いくつもの休載をへて長期連載されています。作者は幽遊白書、レベルEなどで知られる富樫義博。2度にわたるアニメ化、OVA化もしており、根強いファンを獲得しています。今回はそんなHUNTER × HUNTERについて、超個人的レビューを書きたいと思います。
※作品の感想はこちら

  • ビスケ
  • 初登場時の年齢は57歳
  • 必殺技 魔法美容師(まじかるエステ) 桃色吐息(ピアノマッサージ) 変化系能力者
  • 名言「ああ・・・・・磨けば光るモノって 何故にこうも心ときめくのかしら うふふふふふふふふふ 鍛えるわよォ~~~~~」

●キャラレビュー

HUNTER X HUNTERに最初登場したときはついにメインのヒロインが出てきたのかと勘違いしたことが一時的にありました(爆)。外見は非常に可愛らしい少女のビスケット=クルーガー(通称 ビスケ)は、宝石「ブルー・プラネット」を手に入れるために、グリードアイランドに参加していました。どういった経緯かは漫画では語られませんが、プロハンターとしての力量は遙かにゴンやキルアの実力を上回っていましたし、ゴンやキルアが苦戦したグリードアイランドのモンスターも楽にカード化していました。まあ、少し考えれば、普通の少女がこのゲームに参加しているとは考えにくいのですが。キルアも彼女のことを見破れず…。ネテロ会長の時もそうでしたが、キルアは結構見た目で相手の実力を判断している気がします。

ゴンとキルアの親友ぶりに嫉妬したのか、二人の仲を引き裂いてやろうという最初はそんな不純な動機から二人に近づくのですが、かなりの期間の間、無視されています。しかし、あまりにもゴンやキルアの磨けば光り輝くとてつもない才能。そして、グリードアイランドをこのままプレイし続けても、いつかは「この二人の実力では他のプレイヤーに殺されてしまう」という不安から、可愛い少女を演じるの止めて、本来のプロハンターとしてのビスケとして接触します。しかも、最初から命令口調で、凝を毎日行うように言い渡し、ゴンとキルアに念の基礎を教えてくれたウイングの師匠だということまで明らかにします。さらに、実力以上の相手が近づいていることを告げ、二人に警戒を呼びかけます。最初はかなり信用してないキルアですが、他のハンターの気配を感じ取ると、ビスケの指示に従います。こうして二人のグリードアイランドでの修行が始まりました。ビスケは後に、キメラ=アント編でも登場しますが、その時はキルアの修行相手になっていて、グリードアイランドでのボマー一味を倒した時の真の姿をキルアに見せます。筋肉隆々ですが、それを念能力で外見を若返らせることで、少女の姿を維持しているようです。イルミが念針で顔を変化させている同じような能力といえますが、ビスケの場合は、女性ということで、いつまでも可愛い姿を保ちたいという女性ならではの願望があったのでしょう。

ここら辺は、どこかナルトのツナデにも似てる気がしますね。本来の異形な姿は大きな衝撃を読者に与えましたが、ゴンの「ゴンさん化」からは彼のインパクトの方が読者の心に残ってしまいましたね(笑)