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魔法少女まどか☆マギカ 個人的感想
魔法少女まどか☆マギカ、通称まどマギは2011年1月から4月まで放送された話題作。放送中からそのクールのエース級と話題になり、放送後もその人気は続き、アニメ界での位置も不動のものになりました。今回はそんなまどか☆マギカのぶった切り感想を書いてみました。
魔法少女まどか☆マギカ、通称まどマギは2011年1月から4月まで放送された話題作です。 もう知っているひとも多いですよね。 ざっとストーリーをさらってみましょう。
●簡単なあらすじ
少女たちは魔法の使者を名乗るインキュベーター「キュゥべえ」と契約し、自らの願いを叶えた代償として「魔法少女」となり、人知れず人類の敵と戦うことになります。主人公、鹿目まどかは途方もない素質を持っていると言われながらも、魔法少女の実態を知っていき、なかなか契約に踏み出すことができません。傍観者として魔法少女と関わっていくうちに自分の願いを見出していきます。 しかしそこには悲劇的な運命が…。
●感想
まどマギの大きな特徴は既存の「魔法少女」とは違う新しい「魔法少女」の在り方や概念が見られるところです。物語の主となる魔法少女自体に焦点を当てるのではなく、対価を支払うことの意味や戦う理由、自分の存在意義といったテーマを 中心に物語は進んでいきます。デフォルメされた可愛いデザインの反面、キャラクターたちの言動があまりにもリアルで考えさせられるシーンが多々あり、そのギャップがやがて大きな人気へとつながっていきました。気を抜いているとまどマギの世界観に飲み込まれてしまいます。
非人道的な発言を繰り返すキュゥべえに初めこそ憤りを感じましたが、冷静になって考えてみるとすべてを否定するのは間違いなのではないかと思えるほどの説得力。当初はそんな展開や発言を疑問視する声もあったそうですが、ある意味自分を見つめ直す意味で見てみるのもいいかもしれません。可愛らしいキャラクターと、ファンタジックな戦闘シーンの中にあまりにもあっさりと盛り込まれる残酷なシーンが、良い意味で溶け込んでいます。キャラクター設定やイラストはひだまりスケッチの蒼樹うめ先生が担当しており、非常に可愛らしく仕上がっています。画面の見せ方はひだまりスケッチや化物語シリーズをイメージしてもらえればわかりやすいです。
完成されたあまりにもスケールの大きい物語なので、受け入れられた人にはこれ以上ないほどに興奮することになるでしょう。一つ気になったのはストーリーの中だるみでしょうか。加えて、うじうじするまどかに対して少々苛立ちを覚えることもしばしば。実はこの2点は物語にとってとても重要な部分なのですが、それがわかるのが最後の方なので可能ならば一気に12話分を視聴することをお勧めします。 クオリティは折り紙付きなので、安心して物語に翻弄されてください。【あんず】