- 【ネタバレ注意】ウォーキングデッド シーズン7 開始 衝撃の展開
- 亀有駅に両さん像あり 人気のこち亀像は!?
- 緑茶健康法。その実態は!?
- 中古住宅購入の落とし穴。売主が「地盤と杭」を隠すワケ。
- そしてナルトもついに最終回
- IEからのりかえ!?最新ブラウザ戦国時代 比較検証
- 驚異の遭難漫画 7SEEDSとは
- スカイツリーの知られざる絶景スポット
- Top >
- 漫画・アニメ >
- ONE OUTS キャラレビュー一覧 >
- 三原雄三郎 キャラレビュー
三原雄三郎 キャラレビュー
『ONE OUTS(ワンナウツ)』は1998年から2006年まで、ビジネスジャンプで連載されていた野球漫画です。 作者は甲斐谷忍。映画にもなった『LIAR GAME』の作者として、ご存知の方も多いかと思います。2008年からはアニメ化もされ、今までにない新感覚の野球漫画として人気の作品となりました。 今回はそんな『ONE OUTS(ワンナウツ)』について、個人的感想を書いてみたいと思います。
※作品の感想はこちら
- 三原雄三郎
- リカオンズの名ばかり監督。実権皆無の不憫な役回り。何かと気苦労が絶えない。
- 性格:頼り甲斐のないおじさん。予想外な渡久地の行動に対して、怒鳴っていることが多い。
- 容姿:縦に短く横幅が広い、残念な体型。大きな唇が特徴的。
- アニメ版声優:飯塚昭三 ・迷言:「アッチョンブリケー!」(「マジかよー?!」といった感情をこのセリフに代えて表現)
●キャラレビュー
立場としてはリカオンズの監督であるものの、彩川オーナーに逆らうことができず指揮権は無いも同然。鎖に繋がれた犬のような人物です。おそらく心の奥底には反発心もあったのでしょうが、金と権力を目の前にしては平伏すことしかできないヘタレです。監督として虚勢を張ることはあっても、実際は典型的な服従型であり、長い物にはあっさり巻かれに行きます。ところが、そんな三原に暗雲をもたらしたのが渡久地の存在です。監督を監督とも思わないピッチャーに手ひどく扱われ、結果的には彩川と渡久地との間で板挟みにされる羽目になります。とても不憫な人ですね。胃薬はいくらあっても足りない状況だったに違いありません。
この作品の中で、三原は一貫したギャグ要因です。リアクションも然る事ながら、一人静かに思い悩んでいるだけでも笑えてくる彼です。渡久地を潰そうと躍起になっている彩川からは、事情も分からぬまま度々試合の流れを指示されます。一方、目の前にいる渡久地からは、大人しく自分に従うよう脅迫されるという…。三原でなくとも困りますよね。そしてある時は、渡久地から金で買われた事もありました。彩川を裏切ったときの損失と、渡久地に従った場合の利益を秤にかけ、凄まじい勢いで計算する三原はかなり楽しかったです。これも一つの生きる術。ある意味三原は、一番しぶとく生き残っていけるタイプかもしれません。とにかく三原にとって問題なのは、渡久地の能力を認めるかどうかなどではありませんでした。認めた場合、もしくは認めなかった場合に、自分に降りかかるのは幸運なのか災難なのかを考えています。三原の頭は、自分の身を守る事で一杯です。しかし彼にはそれが許されてしまう。愛されるギャグ要因の特権でしょうか。 この作品に出てくる人物の中で、最も笑いを届けてくれたのは三原だと思います。 苦境に立てばオロオロと焦りだし、難題にぶち当たれば悶々と悩み続け、最後に選ぶのは一番強そうな奴について行くという道。なんとも楽しいおじさんです。登場人物の中に一人は混じっていてほしいキャラクターなのではないでしょうか。私としては憎めない人物だったように思います。【わこ】