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節乃 キャラレビュー

「トリコ」とは現在週刊少年ジャンプにて連載されている人気漫画。「世紀末リーダー伝たけし!」でも有名な島袋光年が著者であり、2008年から連載を開始。「美食と戦い」と言う独自のテーマで、単行本売上累積1000万部を超える大ヒット漫画となりました。また、アニメ化もされており、大人から子供まで高い人気を見せています。今回はそんなトリコについて、超個人的キャラレビューを書いてみたいと思います。 ※作品の感想はこちら

  • 節乃
  • 性格:やさしく、おちゃめな性格
  • アニメでの声優: 雨蘭咲木子
  • 名言:「料理人が食材を選ぶのではなく、食材が料理人を選ぶんじゃよ」

●キャラレビュー

節乃は超凄腕の料理人で、世界に4人しかいないとされている「美食人間国宝」の一人である女性の料理人。外見はただの腰の曲がったおばあちゃんでしかないですが、実は伝説的な人物。満腹都市「グルメタウン」のはずれに「節乃食堂」という小さな店を構えています。その店はごくごく普通の食堂という雰囲気ではありますが、実は各界の著名人や大富豪達で10年先まで予約が満杯となっている名店。開店するかどうかは「食材の気分次第」であるため、営業していることは滅多にないとのこと。

節乃は以前にはノッキングマスター二郎というカリスマ的な美食屋のパートナーであり、そのフルコースメニューの調理をしていました。彼女自身も一緒に食材調達の旅に出ていたそうで、その実力も超トップクラスであり、美食會の幹部が逃げ出すほどのものとのこと。 そんな節乃は本当にぱっと見ではただのおばあちゃんでしかないのですが、時々繰り出してくる変なギャグが個人的には結構ツボとなっているキャラクターです。「トリコ」作者の島袋氏の漫画によくあるように、一見ただのおばあちゃん(しかも小汚い感じの(笑))ですが実はスーパーおばあちゃん!というキャラクターなのです。

彼女自身の強さも尋常ではなく、オーラ(殺気?)で敵の武器である鋼鉄のような皿をこなごなにするシーンなどはとても迫力がありました。また、一流の料理人らしく、どこにでもあるような道具・どこにでもあるようなキッチンで超一流の料理を作り出していく姿はとっても魅力的。中でも節乃がセンチュリースープの調理に苦しむ小松に対して言った「料理人が食材を選ぶのではなく、食材が料理人を選ぶんじゃよ」というセリフは料理人として頂点を極めたにも関わらず謙虚な姿勢を忘れていないのだと思わせ、なんだか感動さえ覚えます。漫画「トリコ」の中では数少ない安心して見てられる良心的キャラでしょう。【たいら】