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黒子のバスケ 青峰大輝

黒子のバスケは少年ジャンプで連載されている人気スポーツマンガです（作者、藤巻忠俊）。主人公「黒子」は影の薄い脇役タイプと言うこれまでに無かった切り口で、ライバルキャラと共に多くの人気キャラが登場します。古くはスラムダンクでヒットしたバスケマンガ界ですが、その後、バスケマンガはなかなかヒットに恵まれませんでした。久々にヒットの期待のかかる「黒子のバスケ」、魅力的なキャラを取り上げてみましょう。

  • 青峰大輝
  • キセキの世代の一人 野性的なエース
  • 性格： ふてぶてしい 実は素直
  • 名言 : テツとは 他のことは何も合わねーのにバスケだけは 噛み合うんだよな
  • アニメでの声優 ： 諏訪部順一

●キャラレビュー

青峰大輝（あおみね だいき）は、ライバル「キセキの世代」の一人です。桐皇学園高校1年生。その才能はズバリ「変幻自在」。出身校は黒子と同じ、キセキの世代と呼ばれる5人の天才を中心に中学最強の名をほしいままにした帝光中学交です。

帝光中ではエースとして活躍。色黒、短髪。体格もよく、「自分に勝てるのは自分だけ」と口にするところから相当の自信家だと思われる。

黒子のことは「テツ」と呼び、他の奇跡の世代同様やはり彼を高く評価。

彼の変幻自在のプレイは、ほとんど次の動きを読むことが出来ません。黒子も、火神も非常に苦労し、最初の対戦では最後まで彼を抑えることが出来ず負けてしまいました。ボードの後ろからのシュート、ただ投げるだけのフックなど、どれも常識はずれのばかりです。

個人的には彼は野生児のイメージです。型にはまらないプレーは彼の特徴ですが、ボードの裏からのシュートを入れるのは「これってありなの!?」と誰もが疑問をもってしまうほどの衝撃を受けました。ボールをただ投げるだけでシュートを入れるあたりも驚きです。フォームに関係なく入れることが出来るのはきっとやわらかい筋肉をもっているからでしょう（この辺も野生児っぽいですね）。誰もかなわない最強のイメージで登場し、前半における「大ボス」的存在でありました。登場初期では圧倒的に火神や黒子を圧倒。しかし進化した火神と黒子、そして木吉らによってついに倒されます。その時の彼は「火神」と言う好敵手を前にバスケを楽しんでいたようで、悪の大ボス的存在から解放された様でした。「黒子のバスケ」のアニメ化が決定したのもこのころ（ジャンプ2011年、40番台～）で、漫画としての盛り上がりを迎えたとも言えます。

過去編前半では彼の素直な性格が描かれていました。実力はずば抜けているけれども、バスケ好きの少年といった無邪気さも残っており、黒子とも一番の仲よしでした。彼と周りの選手との実力差があまりにあるために、彼はだんだんバスケに興味が無くなっていきました。それと同時に黒子とも疎遠に…。過去編はその様子が丁寧に描かれており、ファンは必ずチェックすべきエピソードでしょう。

彼のもう一つの一面と言えば、分析役（爆）。他のチームの試合を観戦し、見ごとにその特徴を分析しています。あれ、もはや読者に向かってしゃべってますよねｗ

続編「黒子のバスケEXTRAGAME‎(エクストラゲーム)」でも持ち前の野性的運動神経を発揮。アメリカ代表Jabberwock「神に選ばれた躰を持つ男、ジェイソン・シルバー」のあまりの身体能力の高さに「相手にとって不足なし」とその心を震わせるのでした。あんだけ「俺と勝負できる相手がいねー」と嘆いてた彼。火神しかり、わりと相手がいたじゃないですか(笑)

EXTRAGAME‎では火神同様、意外にも思ったほど活躍していなかった印象。最後の最後で火神と共にツインダンクを決める大見せ場がありましたが、ここは作者的にも火神と並ぶエースと言う位置づけだったことがはっきり分かるシーンでした。物語の最後に黄瀬は飛びませんもんね…。【でんすけ】