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機動戦士ガンダムAGE(エイジ) あらすじ

今回のガンダムはシリーズ通算14作目、もう国民の半分が待ち望んでいると言っても過言ではなさそうなガンダムシリーズですが、今回は大きな特徴があります。それは、企画協力にレベルファイブが参加していると言う事。 レベルファイブはイナズマイレブンを全世代向けにヒットさせたチーム、いつもとは 一味違ったガンダムが楽しめそうですね。

イナズマイレブンシリーズと言えば、ポップなキャラが入り乱れ、必殺技を連発するのが特徴の人気アニメ。ゲームも大ヒット(こちらはもともとゲームでしたが)、トレーディングカードや子供向けグッズ全般と様々なメディアで展開しています。

今回のガンダムAGEでの起用もそんなメディアミックス手腕を買われてのことでしょう。ガンダムのデザインもどこかプラモ化を視野にいれたシンプルかつ子供受けしそうな機体。主人公も最近のガンダムの中では女子受けしなさそうなヒーロータイプのルックス。まったく新しいガンダムを切り開こうとする意思が伺えます。まずはあらすじから見てみましょう。 ※作品の感想はこちら

舞台は地球。人類が初めて宇宙に進出してからもう数百年の時が経っていた。突如出現した謎のUEと言われる敵によって、地球は混沌としたムードにつつまれていた。これらの戦いによって、主人公、フリット・アスノは大切な母親を亡くしてしまう。その際、AGEデバイスと呼ばれるキーアイテムを渡されたフリットはその後のガンダム開発に協力、これから始まる長い戦いの中心人物になっていくのだった。

フリットアスノは14才になっていた。一見平和そうな毎日を送るフリットであったが、突如UEが襲撃。逃げ回る市民。地球軍の抵抗むなしく、軍のモビルスーツはUEによっていとも簡単に打ち砕かれてしまう。 この危機に対し、新型のガンダムを試そうと言うフリット、反対する上司のバルガス。そこに先輩ラーガンの助言。バルガスはフリットの覚悟に負け、サポートについた。ついにフリットは強引にガンダムで始動する。「フリット・アスノ、ガンダム、出ます!」

ガンダムの操縦はずっと想像していた通りだった。そうフリットは母親を亡くしてからずっとこの日を待っていたのだ。必死で戦うフリットはまず最初の一体を倒し、次に向かおうとする時、的はなぜか立ち去ってしまう。しかし繰り返される悪夢…。戦いの恐怖におののくフリット。長い戦いの歴史の幕があがったのだった。

やがて新しい展開が起きる。謎めく少女との出会い、新システムAGEシステムが発動など、フリットは運命のうずに放りこまれていく。その後謎の敵U・E1の正体も徐々に明らかに…。なんとフリットが以前出会った子供、デシルが敵モビルスーツのゼダスに乗っていたのだ。フリットはタイタスとスパローと言う追加MS形態とともに戦場に出るのだった。待っている大きな悲劇が繰り返されるとは知らずに…。

やがて物語りは戦いをゲームと言い切る子供、デシルとの戦いに。デシルはただでさえ能力が高い上に切り札として、なんとユリンをサポートモビルスーツに乗せたのだ。やがてユリンはフリットをかばって死亡…。怒りのフリットはデシルを退ける。
一向は黒幕、ヤークドレにたどり着く。不気味な笑いを浮かべるその男は「呪われた人類の歴史」を語り出す。「かつて増えすぎた人類を火星圏に移住させる計画が立ち上がったが、計画は失敗。地球からの助けを得られないまま残された火星の民はヴェイガンと名乗り、独立国家を設立した」のだと言う。そのヴェイガンこそがUEの正体だったのだ。やがてヤークドレはグルーデックに撃たれ死亡。彼の息子、アラベルは復讐を誓うのだった。

その後、ひとまず戦いは終了。グルーデックは軍法違反で逮捕され、クルーの手柄は多くの秘密を隠蔽されたまま地球連邦へ。黒幕はまだ倒されてはいないと言うのに…。

時代は変わってフリットの子供、アセムの時代へ。高校へ通うアセムのもとへまたもやヴェイガンが襲いかかる。満身創痍のアセムは、父フリットから託されたガンダムAGEに乗り込むのだった。やがてアセムはガンダムをあやつるモビルスーツのパイロットに。同級生のゼハートは敵方のパイロット。二人はライバルとして戦うことになるのだが、実力派ゼハートの方が圧倒的に上。おまけにアセムは「Xラウンダー」ではなく、あくまでノーマルタイプ。しかし、アセムは部隊の隊長で尊敬するウルフから「Xラウンダーでなくてもスーパーパイロットになればいい」と言われ覚醒。恐るべき力を発揮するのだった。やがて戦いによってウルフや多くの仲間達が死亡。戦いを終えたアセムはロマリーと結婚。やがて息子キオが誕生する。

時は経ち、キオはアセムのようにガンダムをあやつる少年としての一歩を踏み出していた。父であるアセムは死亡したと伝えられているが…。
キオはすべての力を出し切るよう与えられたモビルスーツ「ガンダムage3」に乗る。やがて身近な人の死によって「殺さず」貫くことになっていくキオ。ヴェイガンに激しい憎悪をもやすフリットとはことあるごとに対立するように。一方、死んだはずの父アセムだが、実は宇宙海賊として生きていた。ヴェイガンにとらえられたキオを救い、二人は感動の親子対面をはたす。しかしその喜びもつかの間、ヴェイガンは新型モビルスーツを次々と投入、恐るべき計画も進行していた。敵軍の将、ゼハートはイゼルカントの意思を継ぎ、理想郷をつくるために「人類を選別する」しようとしていたのだ。その計画に激しく異を唱えるキオ。フリット、アセム、キオと三世代の力を合わせヴェイガンに立ち向かうが、敵の力の前に次々と仲間達が倒れて行く。

フリットは怒りに震え、ヴェイガンせん滅をはかるが、フリットとアセムは彼の暴走を止めるべく体を張って阻止する。やがてその思いは通じ、フリットは改心。ヴェイガンの戦士と協力して壊れかけたセカンドムーンを救出することに。イゼルカントはキオに思いを託し死亡。こうして長い戦争は終結。やがて人類は火星を居住空間に出来るシステムを開発。人類はついに平和を手に入れたのだった。