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鶴喰鴎(つるばみ かもめ) キャラレビュー
めだかボックスは2009年から2013年まで週刊少年ジャンプで連載されていた人気マンガ。原作/西尾維新 漫画/暁月あきら。
主人公「めだか」をとりまく学園もの漫画で、最初はなんでも屋的漫画でしたが徐々にバトル化、それに従いサブキャラ達の人気もどんどん上がりました。めだかボックスには主人公「めだか」以上に魅力的な存在のサブキャラ達が多数登場します。今回はそんな「めだかボックス」の個人的キャラレビューを書いてみたいと思います。
※作品の感想はこちら
- 鶴喰鴎(つるばみ かもめ) めだかボックスの登場人物。
- 少年ジャンプ2011年、45号に初登場
- 箱庭学園の1年1組(転入)
- 名言「きみよりも少しだけ 主人公に近い男さ」
●キャラレビュー
またまた読みづらい名前で攻めてきました、西尾先生。めだかにやられて倒れ込む善吉を訪れた謎の男、鶴喰鴎。手には駒をもち、顔には変態チックなマスク(影か??)をかぶるその男。安心院なじみが探してきた逸材で善吉と同じ1年1組に転入。ダークヒーローと呼ばれ、登場時には善吉のキックを出す前に封じるなどのキレた動きを見せるが…。
この鶴喰、初登場時から善吉に向かって「きみよりも少しだけ主人公(めだか)に近い男さ」と発言するなどかなり謎めいたキャラでした。言動はとにかくジャンプにこだわっており、中でも「ジャンプSQスクエア」を好んで読むとのこと。「ToLOVEるダークネス」が好き放題やってると言う善吉のセリフに動揺したり、ジャンプを子ども向けと発言したり、まるで作者の西尾氏の意思を反映しているのではないかとネットでも話題になっていたキャラです。
彼の動向は非常に謎で、めだかに戦いを挑んだ際、めだかをぼろぼろになるまで攻撃、あげくの果てに「最終回の直前には主人公が負ける」と言い放ちます。結果的には「鴎システム」をめだかに見破られ、あっさり負けてしまいます(めだかの全身の骨を砕いたため、善戦とも言える)。
その後、安心院から「めだかは鶴喰の義理の姉でさらに実の父を死に追いやった女」だと語られ、さらに謎を深めることに…。
その実、彼はめだか思いのかなり良い奴でした。彼の実の父「鶴喰梟」はとんでもない性格でしたが、彼はそれを反面教師としていた様です。実力も作中ではかなり上の方。物語終盤では的確な行動でパーティーを助けるクレバーなキャラとして好感が持てました。父から愛されなかった悲しみを表に出すこともなく、恨むこともなく、前向きに行動していたこともさらに好感度アップ。登場時の不気味さとは全然違いますねw
10年後には善吉のパートナー的存在として黒神グループを支えます。【でんすけ】