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神楽（かぐら） キャラレビュー

「銀魂」は現在週刊少年ジャンプで連載中のＳＦ時代劇漫画です。2011年7月の時点でコミックス累計3600万部数以上発行され、2006年4月からテレビアニメ化、その後ゲーム化、ドラマＣＤ化、小説化もされるなど、ジャンプトップクラスの人気を持つ作品の銀魂。個性的なキャラ達はそれぞれが根強いファンを獲得しています。今回はそんな銀魂について、超個人的キャラレビューを書いてみたいと思います。
※作品の感想はこちら

  • 神楽（かぐら）
  • 万事屋銀ちゃんの住み込み従業員。 夜兎族の生き残り。
  • チャイナ服にチャイナ口調。
  • アニメでの声優　釘宮理恵
  • 名言「戦わなきゃいけないのは自分自身アル」

●キャラレビュー

-- 神楽。銀魂で新八と共に準主人公で、宇宙最強を誇るも絶滅寸前の戦闘天人「夜兎族」の生き残り。両サイドのお団子頭にチャイナ服に胡散臭いチャイナ口調で喋る。 常に持っている日傘は銃にもなる。年齢は13～14歳。アニメの声優は釘宮理恵 --

なんとジャンプ史上初の「ゲロを吐いたヒロイン」です(笑) 言動も口の悪さが目立ち、涼しい顔をしてかなりキツイ言葉を相手に投げかけます。 アニメでは釘宮理恵さんの可愛らしい声とミスマッチすぎる暴言をサラりと吐いてくれます。

万事屋で一番無茶苦茶で自己中心的な神楽ですが、戦闘能力は万事屋の中でもずば抜けていてかなりの怪力の持ち主。 ここまで書くととんでもないキャラクターに感じますが、飼っている定春や可愛い動物の面倒をみるのが好きな優しい性格でゴキブリが大の苦手。可愛い傘をさしたがったり幼く無邪気な姿は可愛い容姿に見合っています。普段の姿からはあまり女性的なものを感じさせない神楽ですが、胸がほとんどないことをかなり気にしていて、胸に色々張り付けたり入れたりしている健気な姿はちょっとキュンとします。

謎も多い神楽ですが、夜兎族という戦闘民族の血が神楽の背景を複雑にします。 神楽には「えいりあんはんたー」の父「星海坊主」と兄「神威」がいます。星海坊主に対してはハゲと呼んだり憎まれ口を叩きつつも、将来の夢を父と一緒に宇宙を回って宇宙一の「えいりあんはんたー」になりたいと言っていることから、本当は尊敬しているのが伺えるのですが、神威とは現在敵対している為か、あまり好いている様子はありません。でも神楽は神威を嫌いにはなれていないと思うんですよね。ここら辺の描写にはなんだかさみしさを感じます。

神楽は「残忍な戦いと殺戮を楽しむ夜兎族の血」を嫌い、普段は力を抑制していますが、一度吉原編で新八が危機に面したとき血が暴走してしまいます。その後新八の捨て身の説得によって我に返った神楽は自分の行為を悔み、「自分の本能に勝てる程強くなりたい」と願います。 このシーンは神楽がただの破天荒少女じゃないことを改めて感じさせてくれます。ただ私は神楽が求めているものは心身の強さや力ではなく、平凡な家族や友達という存在な気がします。私の勝手な個人的意見なのですが、同じように考えてる人、結構多いと思いますよ。【ことひめ】