menu

いぬまるくん 個人的感想

「いぬまるだしっ」は週刊少年ジャンプにて2008年より連載中の漫画。作者は大石浩二。ジャンプ連載作品では珍しい幼稚園を舞台にしたギャグマンガです。その可愛い絵のタッチからは想像出来ないシュールなギャグに魅せられる人が続出。ジャンプにおいても秘かな人気をほこっています。今回はそんな「いぬまるだしっ」の個人的感想を書いてみたいと思います。(いぬまるくん本人のレビューはこちら)

  • いぬまるくん
  • またたび幼稚園すみれ組。
  • 4歳。血液型はB型
  • 基本下半身はまるだし。
  • 名言「ゴリラなんて存在しない!!」

主人公の下半身まるだしのせいで「常にアニメ化は遠い」と言われるいぬまるだしっ。
主人公のいぬまるくん本人いわく、「生後まもなくからオムツを履くことを拒否し続けて現在に至る」らしい。

究極の出オチ。それがはじめて彼を見たときの感想でした。

作品の主人公であるいぬまるくんですが、なんせまるだしです。大解放です。はしたないとは思いつつも、彼の局部からしばらく目を離せませんでした。ふわふわでピンクの髪の毛(かつらの場合あり)、ぐりぐり大きなおめめ、ぷにぷにのほっぺた。一見すると女の子でも通りそうな、キュートな風貌をもついぬまるくん。まぁ視線を少し下にずらせば男の子なことは明白なわけですが……。

このまるだしの少年、なかなか多彩な才能をお持ちで、漫画家のアシスタントをやったり、精巧なキャラ弁を作成したりと作中でその器用さを頻繁に発揮しています。 また、ボキャブラリーはとても園児とは思えないほどで、宿題の日記をラブロマンス風につづってきたり、高度なダジャレを披露したり。生まれていないはずの80年代や90年代のネタを口にすることも…。強烈な見た目のインパクトに負けない、個性的な内面もあります。8

そんな中ときどき見え隠れする、4歳児らしい一生懸命さ。それが彼の魅力だと思います。 お気に入りのおもちゃは自分の認めた人にしか触らせなかったり、大好きな先生を悪から守ろうと悪戦苦闘したり。ギャグマンガですから、悪って言っても大人から見たらたいした悪じゃないんですよ。やらしい目線で先生を見ている園児とか、そんな程度です。でもいぬまるくんは一生懸命たまこ先生を守ろうとします。かわいいじゃないですか。子供は共感できて、大人は母性本能をくすぐられる。それがみんな大好き『いぬまるくん』の秘密だと思います。

そんないぬまるくんですが、連載が進むにつれ様々な秘密があきらかになります。まず基本的にあのくりくり頭はかつらだと言うこと。なんとかつらを取ると丸ぼうずのいぬまるくんが登場します。普通こう言うネタは次の話に行くと元に戻っているものですが、この漫画の場合は前の回のネタを平気でまたいだりします。いぬまるくんのかつら設定もこうして回をまたいだのでした。ちなみに、こちらもかわいくて個人的には好きです。【ひなた】